呪術廻戦考察 羂索は宿儺が倒される可能性あるのに意志を受け継がせた
羂索は宿儺が倒される事もあり得ると思っていた!
2018年12月24日、新宿で史上最強の術師・宿儺と現代最強の術師・五条悟の最強対決が始まる直前に羂索は、宿儺と裏梅に
「五条悟が負けた場合 他の高専の連中…… 特に乙骨をはじめとする主戦力は今日は君達から離れるわけにはいかない 彼らが宿儺を倒せるのは五条悟と戦った直後のみだ」
と言っていました。(呪術廻戦25巻 第222話)
ということは、宿儺が倒される可能性があると羂索は思っているということになりますよね。
「彼ら(乙骨をはじめとする呪術高専の主戦力)が宿儺を倒せるのは五条悟と戦った直後のみだ」と語っていたわけですから…
宿儺が五条悟には勝っても、その直後なら呪術高専の主戦力たちが宿儺を倒すことは可能かもしれないと考えているということになりますからね!
また… 羂索が「五条悟が負けた場合」と言っていたのは「五条悟が負けない場合」もあると考えていたからではないかとも思えますしね!
羂索は自分の意志が宿儺によって受け継がれると思っていた
羂索は、岩手県御所湖結界(コロニー)にいた自分のところに突然現れた乙骨憂太に首を斬り落とされてしまいましたが…
「道半ば…… 残念だよ」
と言った後に
「だが 私の意志は受け継がれる」
と言っていました。(呪術廻戦 第243話)
この時は、羂索の意志を受け継ぐのが誰なのかがわからず、「呪術廻戦」ファンによって様々な推察がなされていましたが…
羂索が
「〈総則(ルール)〉15 天元による人類との超重複同化の発動権は伏黒恵が持つこととする」
という死滅回游のルールを自分が絶命した時に追加されるようにしていた事、そして、羂索が絶命したことによって実際にそのルールが追加された事がわかりました。(呪術廻戦 第248話)
この新たに追加されたルールにある死滅回游の泳者(プレイヤー)伏黒恵とは、伏黒に受肉し、その肉体を奪った宿儺のことですが…
その宿儺は、このルール追加を知って
「羂索の保険か………!?」
「おそらく乙骨の奇襲は成功した そしてこの保険が発動したんだ」
と心の声で言っていました。(呪術廻戦 第248話)
となりますと… 羂索の意志を受け継ぐ者とは宿儺だったという事になりそうですね!
ですが… そうなりますと、羂索は、宿儺が倒される事もあり得ると思っていながら…
自分にもしもの事があった場合には、自分の意志を宿儺に受け継がせようと想っていたという事になってきますね!?
倒される可能性がある宿儺になぜ羂索は自分の意志を受け継がせようとしたのか?
宿儺以外に意志を受け継がせる事ができる者がいなかった!?
宿儺が倒される事もあり得ると思っていながら、羂索が自分の意志を宿儺に受け継がせるようにしたのは…
宿儺以外には自分の意志を受け継がせる事ができると思える者がいなかったためかもしれませんね!?
羂索の意志を受け継ぐというのは、天元と人類との超重複同化を実現させるという事ですが…
そのためには、まず死滅回游の泳者(プレイヤー)となった者全員の命を奪わなければなりません。
人類の時代を終わらせる事になるかもしれない天元と人類との超重複同化を実現させる気になり…
なおかつ死滅回游の泳者を全滅させるだけの力を持つ者といえば、確かに宿儺以外には誰もいないでしょうね!?
ですから、羂索は、宿儺が倒される可能性もあると承知しながらも… それでも自分の意志を宿儺に受け継がせるようにするしかなかったのではないでしょうかね?
羂索は宿儺が倒されたら、それはそれで仕方がないと思っていた!?
羂索は、確かに乙骨憂太に首を斬り落とされた時に「道半ば…… 残念だよ」「だが 私の意志は受け継がれる」と確かに言っていましたが…
自分の意志を受け継がせた宿儺が倒され、天元と人類との超重複同化が実現されなかったら、それはそれで仕方がないと思っていたのかもしれないですね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~25巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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