僕のヒーローアカデミア考察 青山優雅は内通者だと早くバレることを望んでいた?
内通者だったことが明らかになった青山優雅
週刊少年ジャンプ2022年1号に掲載された「僕のヒーローアカデミア No.336」で青山優雅がAFO(オール・フォー・ワン)への内通者だったことが明らかになりましたが…
青山優雅は、両親と自分の命を守るためにやむを得ずに内通者となっていたのでした。
青山優雅は内通者だとバレてしまいたかった!?
「僕のヒーローアカデミア No.336~No.338」では青山優雅がいかに心を痛め、苦しみながら内通者をしてきたのかということも丁寧に描かれていましたが…
心を痛め、苦しみながら内通者としての役割を果たさなければならなかった青山優雅は、自分が内通者であることを告白し、もう皆を騙さないですむようになりたいときっと思っていたのではないかと思います。
ですが、そんなことをすれば自分自身だけではなく両親の命までが危うくなるとわかっていたためにそれができなかった青山優雅は…
自分が内通者であることを早く見破ってほしいと心の中のどこかで願っていて、そのことが、いくつかの彼の行動に反映されていたのではないかと思います。
青山優雅の内通者だと早くバレたいという心理が反映されていた行動
青山優雅の内通者とバレたい心理が反映された行動① 岩に「Il faut se méfier de l’eau qui dort」という言葉を刻む
青山優雅は岩に「Il faut se méfier de l’eau qui dort」という言葉を刻んでいますが(僕のヒーローアカデミア19巻 No.168)これはフランス語で直訳すると
「眠っている水に注意しなければなりません」
となりますが… 実は、これはフランスの諺であり
「おとなしい者にほど気をつけた方がいい」
という意味のようです。
実に意味深なこの言葉は、内通者だとバレてしまいたいという青山優雅の心理を反映していたのではないでしょうかね?
青山優雅の内通者とバレたい心理が反映された行動② あの夜のチーズ
内通者だったことが発覚し、拘束された青山優雅が
「青山優雅は根っからの敵(ヴィラン)だったんだよ」
と言うと、それを聞いてデク=緑谷出久は
「あの夜のチーズは AFO(オール・フォー・ワン)に言われてやったのかよ…!?」
「違うだろ…!?」
「あれは…僕が気付けなかった……!! SOSだったんだ…!」
と言ってました。(僕のヒーローアカデミア No.337)
デクが言っていた「あの夜のチーズ」とはデクの部屋のベランダに青山優雅がチーズで
「ぼくはしってるよ☆」
と記していったことを指しています。(僕のヒーローアカデミア19巻 No.168)
この時、デクから何を知ってるのかと問われた青山優雅は、デクの個性が体と合っていないことを知っているのだと応えていましたが…
その後、自分もデクと同じで個性と体が合っていないことを明かしていました。
おそらく青山優雅は、自分の個性が持って生まれたものではなく、与えられたものであることを明かすことによって…
その個性を得たことによってAFOへの内通者にならざるを得なくなってしまったことに気づいてほしかったんでしょうね!?
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・堀越耕平著「僕のヒーローアカデミア」1~32巻、「僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック Ultrra Archive」、「僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック2 Ultrra Anaiysis」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に僕のヒーローアカデミア○巻 No.○○とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。