妓夫太郎だけでなく堕姫も上弦の陸になれたのはなぜ? 鬼滅の刃考察
堕姫は宇髄天元から「上弦の鬼じゃねぇ」「弱すぎ」とダメ出しされていた
兄・妓夫太郎(ぎゅうたろう)とともに二人で上弦の陸となっていた堕姫(だき)ですが、音柱・宇髄天元からは
「お前 上弦の鬼じゃねぇだろ 弱すぎなんだよ 俺が探ってたのは お前じゃない」
とその強さにダメ出しされてしまい…(鬼滅の刃10巻 第84話)
さらに、その後、天元との間で
堕姫:「アタシは上弦の陸よ」
天元:「だったら何で頸斬られてんだよ 弱すぎだろ 脳味噌爆発してんのか」
堕姫:「アタシまだ負けてないからね 上弦なんだから」
天元:「負けてるだろ 一目瞭然に」
といったやりとりをした後
「アタシ 本当に強いのよ 今はまだ陸だけど これからもっと強くなって…」
と言っても天元に
「説得力ねー」
と言われてしまっていました。(鬼滅の刃10巻 第85話)
堕姫が妓夫太郎の足手纏いになると思っていた鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨は、妓夫太郎と堕姫が、天元や炭治郎たちによって倒された後、上弦の鬼達を集め
「妓夫太郎は負けると思っていた 案の定 堕姫が足手纏いだった」
「始めから妓夫太郎が戦っていれば勝っていた」
と言っていました。(鬼滅の刃12巻 第98話)
堕姫のことを兄・妓夫太郎とともに上弦の陸にしたのは、他ならぬ鬼舞辻無惨であるはずなのに…
どうやら鬼舞辻無惨は、堕姫が妓夫太郎の足手纏いになるだろうと思っていたようですね。
なぜ妓夫太郎だけでなく堕姫まで上弦の陸になれたのか?
それでも兄・妓夫太郎とともに上弦の陸になっていた堕姫
ですが… それでも堕姫は、上弦の陸になれていました!
宇髄天元からダメ出しされ「上弦の鬼じゃねぇだろ」「弱すぎなんだよ」と言われてしまうような強さで…
鬼舞辻無惨からは妓夫太郎の足手纏いになるだろうと思われていたのにも拘わらずに、なぜ堕姫は、上弦の陸になれたのでしょうか?
妓夫太郎と堕姫は二身一体だったから!?
妓夫太郎と堕姫は、二身一体であり、一方の頸を斬っても倒すことはできず、妓夫太郎と堕姫の両方の頸を同時に斬らなければ、二人を倒すことはできませんでした。(鬼滅の刃10巻 第88話)
この二身一体こそが、妓夫太郎と堕姫の最大の特徴であり強みであったわけですから、妓夫太郎と堕姫は不可分の存在であったとも言えます。
それを考えますと、妓夫太郎のことを上弦の陸とする以上、鬼舞辻無惨としては堕姫のこともまた上弦の陸としないわけにはいかなかったのではないでしょうかね!?
本当の力を発揮した堕姫は天元にダメ出しされた時よりは強い!?
妓夫太郎が目覚めた後、堕姫は、伊之助と善逸に対し
「全部見えるわ アンタたちの動き 兄さんが起きたからね これがアタシの本当の力なのよ!!」
と言っていました。(鬼滅の刃10巻 第88話)
兄・妓夫太郎が起きる前の堕姫は、どうやら本当の力を発揮していなかったようですから…
天元にダメ出しされた時点での堕姫は、まだ本当の力を出してはいなかったということになりますね!
もっとも… 本当の力を発揮した堕姫でも天元に上弦と認めさせるだけの強さだったかというと、大いに疑問ではありますが。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
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