僕のヒーローアカデミア考察 僕が最高のヒーローになるまでの物語という意味
終章に突入し、気が滅入るような展開が続いている「僕のヒーローアカデミア」
物語が終章に突入した最近は、ダークな描写・気が滅入るような展開が続いていて…
読後に爽快感を得ることができなくなってきているという気もしなくもない「僕のヒーローアカデミア」ですが…
終章が終わる時… つまり「僕のヒーローアカデミア」の物語が完結する時には、きっと明るい気持ちになれるはず…
つまり、希望が持てる明るいエンディングを「僕のヒーローアカデミア」は迎えるはずだと私は信じています。
それには、理由がちゃんとあるんです!
No.1(第1話)でデクは「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ」と言っている
その理由というのは、第1話=No.1(僕のヒーローアカデミアVol.1)の最後でデクが
「言い忘れてたけど これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ」
と言っていることです。
主人公であるデクが、このように語っていた以上、この言葉が嘘であるはずがありません。
たとえ「ONE PIECE」のルフィが海賊王にならないまま「ONE PIECE」の物語が完結することがあったとしても…
デク=緑谷出久が最高のヒーローにならないまま「僕のヒーローアカデミア」の物語が完結してしまうことはないでしょう。
僕が最高のヒーローになるまでの物語である以上は絶対にハッピーエンディングを迎える!
デクが最高のヒーローになる以上、エンディングは絶対ハッピー!
デクが最高のヒーローになることが間違いなければ「僕のヒーローアカデミア」が希望が持てるエンディングを迎えると信じる理由になるのは…
■デクがなるのを夢見た「最高のヒーロー」は平和の象徴となるヒーローであり、単に一番強いだけのヒーローではないはず
■平和の象徴たるヒーローが存在し得るのは平和な社会だけ
ということです。
ですから… この記事を私が書いている2021年6月の時点では…
■人々のヒーローの評価が大きく変わってしまった
■ヒーローであった者達の多くも自分がヒーローでいることの意義に疑問を感じたり、ヒーローでいることに疲れてしまったりしてヒーローを辞めてしまう
■デクが雄英高校ヒーロー科を辞めてしまった
などなどの気が滅入るようなダークな展開が続いていて…
明るい希望が差し込んできそうな気配が、ちょっと感じられなくなっている「僕のヒーローアカデミア」ですが… 必ず最後は、希望が持てるようなエンディングを迎えるはずだと信じます!
オール・フォー・ワンが「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ」をモジったことを言っていたが…
オール・フォー・ワンが、「僕のヒーローアカデミア」No.297でまるでデクがNo.1の最後で読者に向かって
「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ」
と言っていたのを知っていて、それをモジるかのように
「これは僕が最高の魔王になるまでの物語だ」
と言っていましたが…
「僕のヒーローアカデミア」の主人公であると同時に語り手であり、案内人でもあるデク=緑谷出久が読者に対して語りかけてきた言葉は、必ず実現することが約束されているはずですが…
オール・フォー・ワンの言葉は、単に自分の願望・目論見を語っただけのものであるはずですから、実現することが約束されているわけではありません。
というか… デクが最高のヒーローになる限り、オール・フォー・ワンが最高の魔王になることは、あり得ないはずですよね!?
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・堀越耕平著「僕のヒーローアカデミア」1~32巻、「僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック Ultra Archive」、「僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック2 Ultra Analysis」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に僕のヒーローアカデミア○巻 No.○○とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。