北斗の拳考察 バットは北斗神拳使える? 秘孔を突いてリンの記憶を奪ったが…
バットがリンの記憶を秘孔を突いて奪ってしまった!
1983年から1988年まで週刊少年ジャンプに連載された「北斗の拳」は、「北斗の拳」以前と「北斗の拳」以降で漫画の描かれ方が変わったと言われるほど大きなインパクトを残した作品ですが…
考察したくなるネタ(つまりツッコミどころ)が非常に数多く作品中にちりばめられた作品でもあります!
で… そんな考察したくなるネタの中でも最大級のモノの一つが、バットがなぜ北斗神拳(もしくは北斗神拳モドキ)を使えたのかということです!
「北斗の拳」後期のヒロインとも言える存在となっていたリンは、修羅の国でカイオウに北斗琉拳死環白によって記憶を奪われ、気を失い…
意識を取り戻し、最初に見た人間を愛するようにされてしまいました。(北斗の拳23巻 眠れる愛!の巻)
そして、リンは、意識を取り戻した時に最初に見たバットのことを愛するようになり(北斗の拳24巻 新しき希望!の巻)バットと結婚するはずでした。
ですが… リンの自分への愛が、いつわりの愛であり、死環白を突かれる前にリンの心の中にあったのがケンシロウだと知るバットは…
リンの自分へのいつわりの愛を消すためにリンの秘孔を突き、リンの記憶を奪ってしまいました。(北斗の拳27巻 愛すれど遠く…の巻)
マミヤもケンシロウもバットが秘孔を突いてリンの記憶を奪えた事には驚いていない!
意外に感じられるのは、バットが秘孔を突いてリンの記憶を奪うところを目の当たりにしていたマミヤが、バットがそんな行動に出たことには衝撃を受けていても…
バットが、秘孔を突いて人の記憶を奪えたという事自体には驚いていなかった事です!
そして、マミヤから
「バットはその拳でリンの記憶を奪った 死環白が破れないのなら すべてを空白に戻そうと」
と聞かされたケンシロウもまたバットに秘孔を突いて人の記憶を奪う事が出来た事には全く驚いていなかったようでした。(北斗の拳27巻 愛すれど遠く…の巻)
ケンシロウもマミヤもバットが、秘孔を突いて人の記憶を消せるくらいには北斗神拳(もしくは北斗神拳モドキ)を修得していると知っていたという事なんでしょうかね?
バットはなぜ北斗神拳を使えた? なぜ秘孔を突いてリンの記憶を奪えた?
バットが北斗神拳を使えリンの記憶を奪えたのは、ケンシロウのそばにずっといたから!?
バットが、北斗神拳(もしくは北斗神拳モドキ)を使え、秘孔を突くことによってリンの記憶を奪えた理由として、まず真っ先に考えられるのは…
ケンシロウのそばにずっといて、ケンシロウが北斗神拳を使うところをずっとそばで見てきらからという事でしょうかね!
「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の明神弥彦も主人公・緋村剣心が飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)の技を使って戦うところをいつもそばで見ているうちに…
見様見真似で(見取り稽古で)飛天御剣流の技モドキを使えるようになっていました。
ですから… ケンシロウが戦うところをずっと間近で見続けてきたバットも見様見真似で北斗神拳モドキの技を少し使えるようになっていたとしても不思議ではないかもしれません。
とはいえ… ケンシロウが人の記憶を奪うところなどバットは一度も見たことがなかったような気もしますけれどもね……。
バットが北斗神拳を使えリンの記憶を奪えたのは、秘孔について記された資料を手に入れ、独学で学んだから!?
バットが、北斗神拳(もしくは北斗神拳モドキ)を使え、秘孔を突くことによってリンの記憶を奪えたのは…
秘孔について記された資料を手に入れたバットが、独学で北斗神拳を学んでいたからという事も考えられると思います。
拳王と名乗ったラオウは、あらゆる拳法家、武道家から、その極意を奪おうとしていましたが、極意を記した秘伝を手に入れる事によって極意を手に入れる事もあったようですから…(北斗の拳7巻 北斗有情拳!の巻)
北斗神拳は、一子相伝ではありますが… 秘孔の位置などを記した秘伝・極意書のようなモノは存在していたかもしれません。
また、アミバが発見した新秘孔も拳王・ラオウに報告されていたといいますから(北斗の拳7巻 北斗有情拳!の巻)アミバ作成の秘孔図解などというモノも存在した可能性が高そうです。
ですから、バットが、北斗神拳や秘孔について記された資料を手に入れ、独学で北斗神拳を学び、人の記憶を奪うくらいには北斗神拳を使えるようになっていたのかもしれませんね!?
バットが北斗神拳を使えリンの記憶を奪ってもケンシロウやマミヤが驚いていなかったのは…
ケンシロウもマミヤも、バットに秘孔を突いて人の記憶を奪うなどという事が出来た事には全く驚いていなかったのは…
二人ともバットが、見様見真似か独学かで、少しは北斗神拳(もしくは北斗神拳モドキ)を使えるようになっている事を知っていたからなのかもしれませんし…
世紀末の世界で、様々な体験をしてきた事によって、ケンシロウもマミヤもちょっとやそっとの事では、驚かなくなっていたためなのかもしれないですね!?
【北斗の拳考察 その他の記事】
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・武論尊・原哲夫著「北斗の拳」1~27巻を資料にしています。
本文中( )内に北斗の拳○巻 ○○○の巻とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。