伊之助は獣の呼吸をどうやって会得したのか? 鬼滅の刃考察
育手から指導を受けたわけではない伊之助
伊之助は炭治郎や善逸とは違い、育手から指導を受け、鬼殺隊の隊士になったわけではありません。
鬼殺隊の隊士と力比べをし、刀を奪い、最終選別のことや鬼の存在を聞き出し、最終選別に参加し、鬼殺隊に入りました。(鬼滅の刃4巻 第27話)
伊之助は鬼殺隊に入隊後、誰かから獣の呼吸を教わったわけでもない
そして、伊之助は、鬼殺隊に入ってから誰かに獣の呼吸を教わったというわけでも実はないんですよね!
それにも拘わらず伊之助が獣の呼吸を使い、上弦の弐・童磨を栗花落カナヲとともに撃破するなど鬼殺隊の隊士として大活躍できたのは、いったいなぜだったのでしょうか?
考えていってみたいと思います。
伊之助は獣の呼吸を会得することがなぜできたのか?
伊之助以外には会得が困難な獣の呼吸
「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」の61ページには「獣の呼吸の極意」として
二刀流の素質、鋭い皮膚感覚、柔軟な関節、そして並外れた戦闘本能が必須であると見られる。生み出した嘴平隊士以外の会得は困難かもしれない…。
と記されています。
つまり… 獣の呼吸とは、伊之助以外には会得できない独自にして伊之助我流の呼吸ということになりそうですね!
伊之助が獣の呼吸を会得したというよりも…
伊之助ならではの二刀流の素質、皮膚感覚の鋭さ、柔軟な関節、戦闘本能などがあったからこそ伊之助は獣の呼吸を会得できたと言えるのでしょうが…
伊之助が、二刀流の素質、皮膚感覚の鋭さ、柔軟な関節、戦闘本能を活かすために得た戦闘方法が獣の呼吸だったとも言えるかもしれませんね!
おそらく伊之助は、獣の呼吸を会得しようなどと考えたことはなく…
我流で戦ううちに自然に獣の呼吸を会得していたのではないでしょうかね?
全集中・常中の会得によって獣の呼吸は進化した!?
獣の呼吸は完全に我流で会得した伊之助ですが… 全集中の呼吸を四六時中やり続ける全集中・常中は、胡蝶しのぶの指導によって(というか胡蝶しのぶに挑発されて)会得していました。(鬼滅の刃6巻 第51話)
全集中・常中を会得すれば基礎体力が飛躍的に上りますから、これを会得したことによって、伊之助我流の獣の呼吸は、飛躍的に進化することになったものと思われます。
ですから、我流の獣の呼吸の剣士・伊之助に師がいるとすれば、それは胡蝶しのぶということになるのではないでしょうかね?
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。