鬼滅の刃考察|獪岳が雷の呼吸の後継者に一人でなっていたら?

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獪岳が雷の呼吸の後継者に一人でなっていたとしたら? 鬼滅の刃考察

師である桑島慈悟郎をクソ爺・耄碌した爺呼ばわりしていた獪岳

鬼=上弦の陸となっていた獪岳は、無限城で対峙した善逸から獪岳が鬼になったせいで 爺ちゃん(育手であり獪岳と善逸の師である桑島慈悟郎)は切腹して命を絶ったと聞かされると

「知ったことじゃねぇよ だから? 何だ? 悲しめ? 悔い改めろってか?」

「俺は俺を評価しない奴なんぞ相手にしない」

「俺は常に!! どんな時も!! 正しく俺を評価する者につく」

「爺(じじい)が苦しんで死んだなら清々するぜ あれだけ俺が尽くしてやったのに俺を後継にせず テメェみたいなカスと共同で後継だと抜かしやがったクソ爺(じじい)だ」

「元柱だろうが耄碌(もうろく)した爺(じじい)に用はないからな」

と言っていました。(鬼滅の刃17巻 第144話)

獪岳は自分一人が雷の呼吸の後継者にされなかったことに納得できなかった

獪岳のこの言葉からは、彼が他者から高く評価されたいという承認欲求が異常に強いことがまずわかりますね!

そして、承認欲求が異常に強いために獪岳が自分一人だけが雷の呼吸の後継者とされず、善逸と二人で後継者にされたことに全く納得ができず…

強く不満を感じていたということもわかりした。

では、もしも桑島慈悟郎から雷の呼吸の後継者に一人で選ばれていたとしたら、獪岳はそれで満足していたのでしょうか?

そして、もしも獪岳が、雷の呼吸の後継者に一人で選ばれ、そのことに満足していたとしたら、彼が鬼になることはなかったのでしょうか?

考えていってみたいと思います。

獪岳は雷の呼吸の後継者になっていても鬼になっていた!?

漫画友達・鬼滅の刃考察|獪岳が雷の呼吸の後継者に一人でなっていたら?イメージ鴉シルエット

心の中の幸せを入れる箱に穴が開いていた獪岳

善逸は獪岳と戦いながら

「どんな時もアンタからは不満の音がしてた」

「心の中の幸せを入れる箱に穴が開いてるんだ どんどん幸せが零れていく」

「その穴に早く気づいて塞がなきゃ満たされることはない」

と心の声で言っていました。(鬼滅の刃17巻 第145話)

善逸のこの分析(?)のとおりだったとしたら… たとえ雷の呼吸の後継者に一人で選ばれていたとしても、それで獪岳が満足し続けることはなかったでしょう。

鬼殺隊の隊士になった獪岳は、もしも柱になることができなければ、今度はそのことに不満を抱いていたでしょうし…

仮に柱となっていたとしても、また何かを不満に思うようになっていたでしょう。

たとえば、自分の意見が柱合会議で却下されれば、そのことをいつまでも不満に思い続けていそうですしね。

ですから、仮に雷の呼吸の後継者に一人で選ばれていたとしても、獪岳の異常に強い承認欲求が満たされ続けることはなく…

結局、ずっと何かを不満に思い続けていたはずだと思います。

(もしも柱となり柱合会議に出ていたら、獪岳はそこで悲鳴嶼行冥に会うことになっていたはずですが… そのことについては今回は置いておきます)

獪岳が鬼になった理由は承認欲求が満たされていなかったことだけではないし…

それに… 獪岳が鬼になったのは、圧倒的な強者である鬼=黒死牟と対峙し、生き延びるため手段がそれ以外に見出せなかったためなのですから…(鬼滅の刃17巻 第145話)

雷の呼吸の後継者に一人で選ばれていたとしても、獪岳は結局、鬼になってしまっていたのではないかと思います。

漫画友達・鬼滅の刃考察|獪岳が雷の呼吸の後継者に一人でなっていたら?イメージイラスト藤の花

※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。

本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。

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