伊之助が母の仇・童磨と戦ったのは偶然ではなかった? 鬼滅の刃考察
カナヲと一緒に上弦の弐・童磨と戦い、倒した伊之助
無限城を舞台とした最終決戦では嘴平伊之助は、栗花落カナヲが上弦の弐・童磨を相手に戦っているところに突如現れ…(強い鬼のところに連れていくよう鎹鴉に命じた結果ですが)
カナヲと一緒に童磨を倒しました。(鬼滅の刃18巻 第158話~19巻 第163話)
童磨は伊之助にとって母の仇だった!
で、この童磨との戦いの途中で伊之助は、自分を産んだ母親が、実は童磨に食べられていたという衝撃的な事実を知ったわけですが…(鬼滅の刃18巻 第160話)
伊之助が母親の仇であった童磨と戦い、倒すようになったことは、はたして偶然だったのでしょうか?
それとも、伊之助が母親の仇である童磨と戦い、倒すようになったのは偶然ではなかったのでしょうか?
考えていってみたいと思います。
伊之助が母の仇・童磨と戦い、倒すようになったのは偶然? 偶然ではない?
伊之助が母の仇・童磨と戦ったのは偶然だった!?
童磨は、伊之助の母親だけに限らず、数多くの人間… 特に数多くの女性の命を奪い、食べてきました。
童磨が多くの女性を食べてきたのは、若い女は美味しいと感じていたためでもありますが…
それ以上に腹の中で赤ん坊を育てられるぐらい栄養分を持っている女を沢山食べた方が早く強くなれると考えていたためでした。(鬼滅の刃18巻 第157話)
童磨が数多くの女性を食べていればいるほど、その分だけ童磨のことを母親の仇とする者も多くなったはずです。
そして、他の誰よりも数多くの女性を食べていたかもしれない童磨を母親の仇とする者は、おそらく数多くいたでしょうから…
その中の一人である伊之助が、童磨と戦うことになったのは偶然であったと考えるべきなのかもしれません。
伊之助が母の仇・童磨と戦ったのは偶然ではなかった!?
童磨とカナヲが戦っているところに駆け付け、カナヲとともに童磨と戦うことになり…
なおかつ童磨が、伊之助の顔を見て彼と同じ顔だったという伊之助の母親のことを思い出し、彼女を食べるに至った経緯を話したからこそ…
伊之助には自分にちゃんと人間の母親がいたことを知ることができ(というより思い出すことができ)、母の仇を討つことができました。
童磨は、自分と伊之助が戦うようになったことを「こんな巡り合わせ奇跡でしょ」と言っていましたが…(鬼滅の刃18巻 第160話)
その奇跡的な巡り合わせが、偶然に起こったとは、やはり考えづらいですよね。
伊之助と彼の母の仇・童磨との奇跡的な巡り合わせは
■伊之助が生き延びることを願いながら最期を迎え、童磨に食べられてしまった伊之助の母の無念
■母親などいないと言い張ってきた伊之助が無自覚のうちに抱いていた亡き母への思慕の情
などによって引き起こされたものだったのかもしれないですね!?
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。