宇髄天元の派手好きは忍の反動だけではない!? 鬼滅の刃考察
派手を司る神と自称する音柱・宇髄天元
どこからどう見ても派手な音柱・宇髄天元(うずいてんげん)は、炭治郎、伊之助、善逸に「俺は神だ!!」と言い放った後…
炭治郎から「具体的には何を司る神ですか?」と質問されると「いい質問だ お前は見込みがある」と言った後…
「派手を司る神… 祭の神だ」
と言っていました。(鬼滅の刃9巻 第71話)
この事によって、宇髄天元の派手好きが「派手を司る神」と自分のことを称するほどのレベルのものだということがわかりました。
宇髄天元が派手になったのは忍として地味に生きてきた反動と明かされているが…
宇髄天元が派手になった理由については「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」の57ページに掲載されている「大正コソコソ噂話」で
忍として影に隠れ地味に生きてきたので、不満が爆発して派手になりました。
と明かされています。
公式ファンブックに掲載された「大正コソコソ噂話」でそう明かされていたわけですから、宇髄天元が派手になったのが…
忍として影に隠れ、地味に生きることを強いられてきた事への反動という事は絶対に間違いありません。
ですが… もしかしたら、宇髄天元が派手を司る神と自称するほどの派手好きとなったのには、それ以外にも理由があったのかもしれません。
宇髄天元の派手好きは忍の反動だけでなく自分を鼓舞するためでもあった!?
宇髄天元は自分には才能がないと思っていた
対峙した上弦の陸・妓夫太郎(ぎゅうたろう)に
「お前は生まれた時から特別な奴だったんだろうなぁ 選ばれた才能だなぁ」
と言われると
「才能? ハッ」
「俺に才能なんてもんがあるように見えるか? 俺程度でそう見えるなら テメェの人生幸せだな」
と言った後、岩柱・悲鳴嶼行冥(ひmけじまぎょうめい)や霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)のことを思い浮べながら
「この国は広いんだぜ 凄ェ奴らがウヨウヨしてる」
「得体の知れねぇ奴もいる 刀を握って二月で柱になるような奴もいる」
「俺が選ばれてる ふざけんじゃねぇ 俺の手の平から 今までどれだけの命が零れたと思ってんだ」
と言い、さらに心の声で
「そう 俺は煉獄のようにはできねぇ」
と心の声で言ってもいました。(鬼滅の刃10巻 第87話)
どうやら宇髄天元は、自分と悲鳴嶼行冥や時透無一郎とを比較して、自分には才能がないと思っていたようですね。
宇髄天元の派手さは自分を鼓舞するためのものでもあった!?
宇髄天元が、妓夫太郎から「お前は生まれた時から特別な奴だったんだろうなぁ 選ばれた才能だなぁ」と言われて…
「俺に才能なんてもんがあるように見えるか? 俺程度でそう見えるなら テメェの人生幸せだな」と言っていたのは…
悲鳴嶼行冥や時透無一郎に比べ、自分が才能に恵まれなかった事に劣等感を感じていたからだと推察できますよね!
自分の才能に劣等感を抱いていたのでなければ、特別な奴だったんだろうなぁ 選ばれた才能だなぁ」と言われて怒るなんて事はあり得ないでしょうからね。
で… 宇髄天元が、自分の才能のなさに劣等感を抱いていたのだとしたら… 彼のあの派手さは、自分を鼓舞するためのものだったと考えられるのではないでしょうか?
派手に装うことにより、宇髄天元は自らを鼓舞し、才能のなさへの劣等感を振り払おうとしていた……
十分に考えられそうな事だと思うのですが、どうでしょうか?
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鬼滅の刃考察|なぜ妓夫太郎だけでなく堕姫も上弦の陸になれた?
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。