最終選別の場・藤襲山に強過ぎる手鬼を放置した産屋敷の非情 鬼滅の刃考察
最終選別の場・藤襲山には人間を二・三人喰った鬼しかいないはずだった!?
炭治郎と同じ時に最終選別を受けた男は、手鬼に遭遇すると
「何で大型の異形がいるんだよ 聞いてない こんなの」
と言っていました。(鬼滅の刃1巻 第6話)
そして、手鬼が四十七年前の慶応の頃に鱗滝に捕まり、それ以来ずっと藤襲山に閉じ込められていると話したのを聞くと、この男は、さらに
「嘘だ」
「そんなに長く生きてる鬼はここにはいないはずだ」
「ここには人間を二・三人喰った鬼しか入れてないんだ」
「選別で斬られるのと 鬼は共食いするから それで…」
と言っていました。(鬼滅の刃1巻 第7話)
藤襲山には人間を二・三人喰った鬼しかいないという情報は嘘情報だった
この男がどこから情報を仕入れていたのかはわかりませんが、実際には手鬼のような人間を五十人以上喰っている(鬼滅の刃1巻 第7話)鬼がいたわけですから…
男が仕入れていた最終選別の場・藤襲山には「人間を二・三人喰った鬼しか入れてない」という情報は嘘情報・ニセ情報だったということになりますね!
まさか、この嘘情報・ニセ情報を流していたのが、鬼殺隊の頭目である産屋敷輝哉だったなどということはないだろうとは思います。
最終選別の場・藤襲山に危険すぎる手鬼を産屋敷が放置していた理由
産屋敷輝哉は危険すぎる手鬼の存在を知っていた!?
ですが、産屋敷輝哉が、非常に危険な存在であり、最終選別を受けにやって来た者が相手にするには、あまりにも酷な手鬼を藤襲山にずっと放置し続けていたのは間違いありませんよね!?
炭治郎たちが最終選別で生き残ったことを知った時に産屋敷輝哉は
「五人も生き残ったのかい 優秀だね」
と言っていましたが…(鬼滅の刃2巻 第8話)
産屋敷がこんなことを言っていたのは、最終選別を受けに来た者たちにとって危険すぎる異形の鬼=手鬼が藤襲山にいることを承知していたためと考えられますね。
手鬼に喰われる者では見込みがないと産屋敷輝哉は思っていた!?
危険すぎる手鬼を最終選別の場・藤襲山に放置していたのは、もしかしたら産屋敷輝哉が手鬼に喰われる程度の者ならば鬼殺隊士になったとしても見込みがないと考えていたからかもしれませんね!?
もしも、そうだとしたら… 後に水柱となる冨岡義勇よりも最終選別に挑んだ時点ではずっと強かった錆兎(鬼滅の刃15巻 第130話)が…
手鬼に喰われてしまったわけですから(鬼滅の刃1巻 第7話)産屋敷の考えは間違っていたと言わざるを得ません。
最終選別の場・藤襲山に危険すぎる手鬼を放置していたために水柱となった冨岡義勇よりも最終選別に挑んだ時点でずっと強かった逸材=錆兎を鬼殺隊は失ってしまったわけですからね!
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。