鬼滅の刃考察 茶々丸は極めて珍しい三毛猫のオス?
珠世が鬼にした猫・茶々丸
鬼殺辻無惨によってバラバラにされてしまった茶々丸の体をつなげていた愈死郎が、鬼殺隊の者に
「そそそ その猫も鬼なのか? すげぇ」
と尋ねられて
「決戦直前 鬼にできたんだ」
と応えていた時(鬼殺の刃22巻 第194話)には、愈史郎が茶々丸を鬼にしたのかと思いました。
ですが、それは違っていたようで… ジャンプコミックス「鬼滅の刃」22巻の152ページに掲載された「大正コソコソ話」に
薬の共同開発中、時間のない中でも何とかギリギリまで頑張って珠世は猫の茶々丸を鬼にすることができました。
茶々丸は自分の意志で鬼になるかを選べないので申し訳ないと思いつつも愈史郎がひとりぼっちにならないよう寂しくないようにと考えてのことでした。
と記されていました。
茶々丸を鬼にしたのは、愈史郎ではなく、自分が逝った後の愈史郎のことを考えていた珠世だったようですね。
茶々丸はオス猫か?
で… この「大正コソコソ話」のページでは、普段は(「鬼殺の刃」本編では)人の言葉を話さない茶々丸が
「かまわんぜ 惚れた女の頼みなら」
と言っていて、なおかつ茶々丸の顔の絵の下に「男前猫」とも記されています。
ということは、茶々丸はオス猫だったということになりそうですね!
まあ… 茶々丸という名前もオスっぽい名前ではありましたが… 珠世のことを「惚れた女」と言っていて「男前猫」ときたら…
やっぱり茶々丸はオス猫だったということになるでしょう!
茶々丸は三毛猫のオス!
三毛猫のオスは極めて珍しい
三毛猫は、ほとんどがメスであり、猫の遺伝子の特徴上、オスの三毛猫というのは、ほとんどいません。
このことは猫好きの人にとっては常識ですが、特に猫好きではない人には、あまり知られていないかもしれませんね。
オスの三毛猫が生まれる確率は数万分の一しかないそうですから…
もしも、三毛猫を見かけることがあったら、その三毛猫はメスだと考えてまず間違いないはずです!
珠世や愈史郎は茶々丸が極めて珍しい三毛猫のオスだと知っていたのか?
珠世や愈史郎は、オスの三毛猫が極めて珍しいということを知っていたのでしょうか?
私は知っていた可能性が高いのではないかと思います。
なぜならば、珠世ほどの教養も医学的知識もある者が、三毛猫のオスが極めて珍しいということを知らなかったとは考えにくいからです。
三毛猫のオスは非常に縁起が良く、福を呼び寄せると言われていますから… もしかしたら、そのために珠世と愈史郎は、三毛猫のオス=茶々丸を使い猫にしたのかもしれませんね。
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。