呪術廻戦考察 なぜ伏黒甚爾は禪院家を滅ぼそうとしなかったのか?
「今の禪院家が在るのは甚爾さんの気まぐれだ!!」と禪院蘭太が言っていた
術式を持つ双子の妹である禪院真依が亡くなったことによって覚醒した禪院真希の発する気配を感じとり…
彼女の父・禪院扇は、かつて伏黒甚爾(禪院甚爾)に感じた恐怖を思い出していました。(呪術廻戦 第149話)
そして、自分の父・禪院扇を瞬殺した禪院真希が、呪術家の者達を殲滅すべく戦っていた時に禪院蘭太は
「今の禪院家が在るのは甚爾さんの気まぐれだ!! 気づいてるだろ!! 真希は今 あの人と同じになったんだ!!」
と言っていました。(呪術廻戦 第150話)
伏黒甚爾(禪院甚爾)の恐ろしさを禪院家の者たちは知っていた!
禪院扇が伏黒甚爾(禪院甚爾)にたいへんな恐怖を感じたことがあり、禪院蘭太が「今の禪院家が在るのは甚爾さんの気まぐれだ!!」と言っていたわけですから…
禪院家の者達は、伏黒甚爾(禪院甚爾)の恐ろしさをよーく知っていたということになりますね。
呪力を全く持たずに生まれ、呪具がなくては呪霊を祓うことが全くできなかったために伏黒甚爾(禪院甚爾)は、禪院家では酷い扱いを受けてきたといいます。(呪術廻戦9巻 191ページ)
■禪院家の者たちは伏黒甚爾(禪院甚爾)の恐ろしさ(本気で戦った時の強さ)を知っていた
■禪院家の中で伏黒甚爾(禪院甚爾)は酷い扱いを受けていた
という二つの事を掛け合わせて考えますと…
伏黒甚爾(禪院甚爾)は、酷い扱いを自分に対してしてきた禪院家の者達に対し、怒りを爆発させ暴れ回り、多くの禪院家の者達を恐怖のドン底に叩き落としたが…
禪院真希のように禪院家に壊滅的なダメージを与えるようなことはしなかったということになるでしょうかね?
伏黒甚爾は自分に対し酷い扱いをした禪院家をなぜ滅ぼさなかった?
禪院真希が禪院家の者たちを殲滅していたわけだから…
覚醒し、伏黒甚爾レベルの強さとなった禪院真希が、禪院家の者たちを殲滅してしまったわけですから…(呪術廻戦 第149話~第152話)
伏黒甚爾(禪院甚爾)もその気になれば禪院家を滅ぼすことはできたはずです。
そのことを知っているからこそ禪院蘭太は「今の禪院家が在るのは甚爾さんの気まぐれだ!!」と言っていたわけでしょうしね。
伏黒甚爾(禪院甚爾)は禪院家を滅ぼした場合のデメリットがわかっていた
もしも、禪院家を滅ぼしていたら、伏黒甚爾(禪院甚爾)は呪術界全体を敵に回すことになっていたでしょう。
その気になれば禪院家を滅ぼすこともできた伏黒甚爾(禪院甚爾)が、禪院家を滅ぼさなかったのは…
呪術界全体を敵に回すのは面倒くさかったからなのではないでしょうかね?
また、禪院家を滅ぼしたところで自分が特に得することは何もないから伏黒甚爾(禪院甚爾)は禪院家を滅ぼそうとはしなかったのかもしれません。
伏黒甚爾(禪院甚爾)は自分に得にならないことはしないタイプだったようですから、それも十分に考えられると思います。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。