戦闘用絡繰人形・縁壱零式は謎だらけ 鬼滅の刃考察
縁壱零式は戦闘用絡繰人形
戦闘用絡繰人形である縁壱零式(よりいちぜろしき)は、人間を凌駕する力があるために鬼殺隊の剣士たちの戦闘訓練に利用されていましたが…(鬼滅の刃12巻 第102話)
実は、非情に多くの謎に満ちた存在です。
縁壱零式の謎
では、その縁壱零式についての謎を挙げていってみますと…
■なぜ縁壱零式の中に刀が納められていたのか?
■縁壱零式の中に納められていた刀は誰のものだったのか?
■縁壱零式を作ったのは、刀鍛冶の里の子供=小鉄の祖先だったようだが、どのような経緯で小鉄の祖先は縁壱零式を作ることになったのか?
■戦闘訓練に使われていた縁壱零式だが、元々は何に使うために作られたのか?
■縁壱零式を作った技術には、現在の者達の技術も追いつかないということだが(鬼滅の刃12巻 第103話)刀鍛冶の里では現在も絡繰人形も作っているのか?
などなどといったところになります。
これらの謎について考えていってみましょう。
戦闘用絡繰人形・縁壱零式の謎について考える
なぜ縁壱零式の中に刀が納められていたのか?
縁壱零式の中に納められていた刀は、炭治郎を漆黒の深さで驚かせ、刀鍛冶・鋼鐵塚(はがねづか)に
「鉄も質がいいし 前の持ち主が強い剣士だったんだろう」
と言わせていますから(鬼滅の刃15巻 第129話)相当に優れた刀だったことは疑いようがありません。
そんな優れた刀が、戦闘用絡繰人形・縁壱零式の中に納められていたのは…
■縁壱零式を破壊するくらい優れた剣士こそが、その刀を使うべき
■ダメージが蓄積したために縁壱零式が壊れた時、最後に縁壱零式に決定的なダメージを与えた者こそが、その刀を使うべき運命に選ばれた者
などと考え、縁壱零式を作った小鉄の祖先が、縁壱零式の中に刀を納めていたからなのではないでしょうか?
縁壱零式の中に納められていた刀は誰のものだったのか?
縁壱零式が、継国縁壱(つぎくにくにいち)を模して作られたことは絶対に間違いないですよね。
ですから、縁壱零式の中に納められていた刀は、まず間違いなく継国縁壱の刀だったのではないかとは思いますが…
継国縁壱が実際に使った刀ではなく、継国縁壱のことを知る刀鍛冶が、彼に使わせたいと思って仕上げた刀だったという可能性もあるかもしれないですね!?
どのような経緯で小鉄の祖先は縁壱零式を作ることになったのか?
縁壱零式が継国縁壱をモデルにして作られ、その動きも継国縁壱のそれを絡繰で可能な範囲で再現したことは確かでしょうが…
最初から剣士の戦闘訓練のために作られたのかどうかは、わからないですね。
最初から剣士の戦闘訓練用に作られたの可能性もあると思いますが…
最初は対鬼用の兵器として作られ、後に剣士の戦闘用訓練に用いられるようになった可能性もあるのではないかと思います。
いずれにしても、縁壱零式を作った小鉄の祖先が、継国縁壱が剣を持って戦うところを直接見たことがあったのは間違いないだろうと思いますが。
刀鍛冶の里では現在も絡繰人形も作っているのか?
刀鍛冶の技術と絡繰職人の技術とは全くの別モノですから、刀鍛冶の里の少年・小鉄の祖先が戦闘用絡繰人形・縁壱零式を作っていたからといって…
それから三百年以上を経ていた大正時代の刀鍛冶の里でも絡繰人形が作られていた可能性は低いのではないかと思います。
ですが… 炭治郎から三百年以上前に作られた縁壱零式が壊れていないのか時に小鉄は
「凄い技術なので 今の俺たちの技術でも追いつかないんです 壊れてしまったら もう治せない…」
「俺がちゃんとやらなきゃいけないのに 刀にも絡繰にも才能ないから…」
などと言っていましたから…(鬼滅の刃12巻 第103話)
絡繰の技術が、三百年以上前から刀鍛冶の里で受け継がれてきていたことは確かなようですね。
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。