呪術廻戦考察 宿儺は五条悟との戦いで魔虚羅も伏魔御厨子も使わないのか？
五条悟と宿儺の最強対決がついに始まったが…
「呪術廻戦」第223話で歌姫の術式範囲内の任意の術師の呪術総量・呪術出力を一時的に増幅させる術式「単独禁区」（ソロソロキンク）と伊地知の張った結界にアシストされた五条悟が…
200％の出力に高められた虚式「茈」（むらさき）を放ち、先制したことによって、史上最強の術師＝宿儺と現代最強の術師＝五条悟の対決がついに始まっていましたが…
週刊少年ジャンプ2023年26号に掲載された「呪術廻戦」第224話では、五条悟と宿儺のバトルが完全に本格化していましたね！
宿儺はまだ魔虚羅を呼び出さず、伏魔御厨子も使おうとしていなかったが…
ですが、宿儺は、「呪術廻戦」第224話の時点では、魔虚羅（まこら）こと八握剣異戒神将魔虚羅（やつかのつるぎいかいしんしょうまこら）を呼び出さず…
領域展開「伏魔御厨子」（ふくまみづし）を使おうともしていませんでした。
五条悟と同じように六眼持ちの無下限呪術使いだった五条家の当主が、魔虚羅によって絶命させられた事があるようですから…（呪術廻戦14巻 第117話）
伏黒恵に受肉し、その体を乗っ取ったことによって十種影法術（とくさのかげぼうじゅつ）で魔虚羅を呼び出せるようになった宿儺は、五条悟との戦いでは魔虚羅を呼び出すものと思っていましたが…
「呪術廻戦」第224話の時点では、宿儺は、まだ魔虚羅を呼び出そうとはしませんでしたね！
また、宿儺の領域展開「伏魔御厨子」は、必中効果範囲内の呪力を帯びたモノには、呪力差、強度に応じて一太刀で対象を卸す斬撃「捌」（ハチ）を…
そして、呪力のないモノには、通常の斬撃「解」（カイ）を絶え間なく浴びせるというもので…（呪術廻戦14巻 第119話）
万（よろず）は、宿儺が自分との戦いで「伏魔御厨子」を使う気がないと知ると
「御厨子なしで私に勝てると思ってるの？」
と言って激怒していました。（呪術廻戦 第217話）
宿儺が、万との戦いで「伏魔御厨子」を使おうとしなかったのは、「自ら姉を手にかけた」という傷を刻む事によって伏黒恵の魂をより深く沈めるために…
伏黒津美紀を十種影法術だけで破壊するためでした。（呪術廻戦 第217話）
ですから… 五条悟との戦いでは、宿儺が「伏魔御厨子」を使わない理由は、特にないはずですよね？
それにも拘わらず、「呪術廻戦」第224話の時点では宿儺が、「伏魔御厨子」を使おうとせず、魔虚羅を呼び出そうともしなかったのは、なぜなのでしょうか？
その理由を考えていってみたいと思います！
宿儺が五条悟との戦いで魔虚羅も伏魔御厨子も使わない理由は？
魔虚羅を呼び出したり「伏魔御厨子」を使ったりする機会が得られない!?
まず最初に思いついたのは、魔虚羅を呼び出したり、「伏魔御厨子」を使ったりする機会を五条悟が隙を見せないため、宿儺が得られなかったのではないかという事ですが…
考えてみれば、五条悟が先制攻撃を仕掛けてくる前から魔虚羅を呼び出しておく事も宿儺にはできたはずですよね？
ですから… もしも宿儺が、魔虚羅を使えば五条悟に勝てると思っていて、なおかつ確実に五条悟に勝つつもりだったとしたら…
宿儺は、五条悟が先制攻撃を仕掛けてくる前から魔虚羅を呼び出しておく事もできたはずだと思うんですよね！
宿儺には五条悟を倒すための戦略がある!?
ですから… 宿儺が、「呪術廻戦」第224話の時点では、魔虚羅を呼び出さず、「伏魔御厨子」を使おうともしなかったのは、機会が得られなかったからではなく…
宿儺には、五条悟を倒すための戦略があり、その戦力に沿って宿儺は戦っていて…
魔虚羅を呼び出したり、「伏魔御厨子」を使ったりする段階には「呪術廻戦」第224話の時点ではまだ至っていなかったという事なのかもしれませんね!?
宿儺は、羂索のところに乗り込んできた五条悟とすぐに戦うのは止め、日を改めて戦う事を承諾した時に
「絶対的な強者!! それ故の孤独!! あなたに愛を教えるのは…」
という万の言葉を思い出していましたから…（呪術廻戦 第221話）
五条悟を倒すための宿儺の戦略の中には、万から「私だと思って 後生大事に使ってね」と言われ、渡されたモノ（呪術廻戦 第219話）も組み込まれているのではないでしょうかね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1～22巻、「呪術廻戦０巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中（ ）内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。
