鬼滅の刃考察 伊之助VS童磨のように因縁ある者同士の戦いが多かった件
童磨と戦ったしのぶ、伊之助など鬼殺隊の隊士たちは自分と因縁のある鬼と戦うことが多かった!
嘴平伊之助は、童磨が自分の母親の命を奪ったということを全く知りませんでしたが…(というよりも自分に母親がいたこと自体を知りませんでしたが)
それでも伊之助は、母親の仇敵である童磨と戦うことになりました。(鬼滅の刃18巻 第158話~)
その童磨との戦いに向け、胡蝶しのぶは、自分が童磨に喰われることを前提に周到に準備を進めてきていましたが…(鬼滅の刃19巻 第162話)
しのぶが、姉カナエの仇敵である童磨と戦うことをどんなに望んでいても(そして喰われることを覚悟していても)だからといって実際に童磨と戦えるとは限らなかったはずです。
もしも、しのぶが童磨よりも前にたとえば黒死牟と戦うようになっていたら…
しのぶは童磨に会うことなく、おそらく黒死牟に敗れてしまったでしょうからね。
ですが… それでもしのぶや伊之助が、しのぶにとっては姉・カナエの仇敵であり、伊之助にとっては母親の仇敵である童磨と戦うようになったのが、ただの偶然だったとは思えないですよね?
しのぶや伊之助が童磨と戦うようになったのは、人智を超えた力が働いたためではないかと考えた方が納得がいくのではないかと思いますが…
人智を超えた力が働いたためなのか因縁のある鬼と戦うようになった鬼殺隊の隊士は、童磨と戦ったしのぶ、伊之助だけではありません。
自分と因縁のある鬼と戦うようになった鬼殺隊の隊士たちのことを挙げていってみましょう。
因縁のある鬼と戦った鬼殺隊の隊士たち
善逸VS獪岳
我妻善逸は、師・桑島慈悟郎が切腹をする原因となった元兄弟子・獪岳を倒すことを
「やるべきこと」「やらなくちゃいけないこと」
だと思っていたようですが…(鬼滅の刃16巻 第136話)
だからといって、もちろん獪岳と戦えるとは限らなかったはずです。
しかし、無限城で善逸は、ドンピシャリで獪岳と遭遇し、見事に「やるべきこと」「やらなくちゃいけないこと」をやり遂げています。(鬼滅の刃17巻 第143話~第146話)
炭治郎VS猗窩座
炎柱・煉獄杏寿郎と戦った猗窩座が、夜が明けようとしていたために太陽から逃げ、立ち去ろうとしていた時に炭治郎は
「逃げるな卑怯者!!」
と猗窩座に向かって叫び…(鬼滅の刃8巻 第65話)
後に煉獄の日輪刀の鍔をもらい受けています。(鬼滅の刃8巻 第69話)
そして、炭治郎たちの命を奪わずに帰ってきたことを鬼舞辻無惨から叱責された猗窩座は、次に会った時には炭治郎の脳髄をぶちまけると誓っていました。(鬼滅の刃8巻 第67話)
その炭治郎が、無限城での最終決戦で冨岡義勇とともに猗窩座と戦うことになっていましたね!(鬼滅の刃17巻 第146話~)
無一郎VS黒死牟
産屋敷あまねは時透無一郎と彼の双子の兄・有一郎に彼らは、一番最初の呼吸を使った剣士の子孫だと話していましたが…(鬼滅の刃14巻 第118話)
黒死牟は、無一郎に
「お前は… 私が…継国家に残して来た… 子供の… 末裔… つまりは… 私の子孫だ」
と言っていました。(鬼滅の刃19巻 第165話)
鬼殺隊と鬼たちとの最終決戦で何百年かの時を隔てた先祖と子孫とが戦うことになったのも、やはり偶然であったとは思えませんね。
「鬼滅の刃」の世界では人智を超えた大きな力が働いていた
それまでは産屋敷一族の者は誰も三十までは生きられなかったというのに…(鬼滅の刃16巻 第137話)
鬼舞辻無惨が倒された途端に産屋敷輝利哉が日本最高齢記録を更新するほど長生きをしたのは(鬼滅の刃23巻 第205話)とても偶然だとは思えず…
何か人智を超えた大きな力が働き、そうなったのだとしか思えませんよね!
ですから… ここまでに挙げてきたように鬼殺隊の隊士たちが、因縁ある鬼と戦うようになったのも、偶然などではなく…
やはり人智を超えた大いなる力が働いた結果だったのではないでしょうかね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。