鬼滅の刃考察 鬼殺隊の中で最も位の高い剣士たちがなぜ柱なのか?
柱=鬼殺隊の中で最も位が高い剣士たち
柱とは 鬼殺隊の中で最も位の高い九名の剣士である
柱より下の階級の者たちは恐ろしい速さで殺されてゆくが 彼らは違う
鬼殺隊を支えているのは柱たちだった
と「鬼滅の刃」作品中で柱について説明されています。(鬼滅の刃6巻 第45話)
そして、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」には
鬼殺隊で最も位の高い剣士、それが「柱」である。(24ページ)
と、そして、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」には
最高峰まで剣技を極めた、鬼殺隊を支える九名の剣士。(36ページ)
と柱のことが説明されています。
そして、この柱と呼ばれる九名の剣士たちとは
・水柱=冨岡義勇
・蟲柱=胡蝶しのぶ
・炎柱=煉獄杏寿郎
・音柱=宇髄天元
・霞柱=時透無一郎
・恋柱=甘露寺蜜璃
・蛇柱=伊黒小芭内
・風柱=不死川実弥
・岩柱=悲鳴嶼行冥
だったわけですが… 鬼殺隊の中で最も位の高いこの剣士たちが、柱と呼ばれているのは、いったいなぜなのでしょうか?
今回は、この事について考えていってみたいと思います。
鬼殺隊で最も位の高い剣士が柱と呼ばれる理由
鬼殺隊を支える存在であり、鬼殺隊の中心だから
「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」では、柱について
読んで字のごとく鬼殺隊を支える、戦力の中核をなす戦士たち。
とも記されています。(14ページ)
「柱」という言葉には「建物の上部の重みを支えるための材」という以外に
■集団の中心となる者、頼りとなる者
■物事の中心となるもの
といった意味もありますから、鬼殺隊の中で最も位が高い剣士たちが柱と呼ばれるようになったのは、彼らが…
鬼殺隊を支える頼りになる者たちであり、鬼殺隊の中心となる存在だからということになるのでしょう。
「柱」は神を数える時の単位でもある
また… 日本では「柱」が神様を数える時の単位にもなっています。
一柱(ひとはしら)、二柱(ふたはしら)、三柱(みはしら)といったようにです。
神様がなぜ「柱」という単位で数えられるようになったのかというと、それは、日本では昔から樹木に神様が宿るものと考えられていて…
樹木が敬意をはらう対象となり、ご神体、神像などを「柱」という単位で数えるようになった事から、神様を数える時も「一柱」「二柱」「三柱」と「柱」という単位で数えるようになったためのようです。
鬼殺隊の剣士たちは、鬼という人に災いをなす魔の存在を滅する神的な存在であったとも言えますから…
鬼殺隊で最も位が高い剣士たちが柱と呼ばれるようになったのは、神様を数える単位が「柱」であるという事とも関連していたのかもしれませんね!
炭治郎は柱たち以上に「鬼滅の刃」の柱だった
「鬼滅の刃」の物語の終盤で鬼殺隊の隊士たちの活躍によって鬼の始祖=鬼舞辻無惨をはじめとする鬼たちが滅され、鬼殺隊が解散したために…
「鬼滅の刃」の主人公である竈門炭治郎は、主人公であるにも拘わらず、最後まで柱になる事はありませんでした。
ですが… 炭治郎は、常に「鬼滅の刃」の物語の中心となり、物語を支える存在であり続けました。
少年漫画の主人公とされているキャラクターであっても、常に物語の中心にい続けているわけではなく…
その主人公とされているキャラが不在のままの状態が長くなるという事もけっして珍しくはありません。
ですが、炭治郎は、常に「鬼滅の刃」の物語の中心にずっとい続けていましたよね!
ですから、炭治郎は、「鬼滅の刃」の物語において柱たち以上に「柱」だったと言えるだろうと思います!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。