鬼滅の刃考察 鬼舞辻無惨はラスボスらしかった?らしくなかった?
「鬼滅の刃」の鬼舞辻無惨はラスボスらしいラスボスだったか?
「鬼滅の刃」のラスボスといえば、もちろん鬼舞辻無惨でしたが…
鬼舞辻無惨は、少年漫画のラスボスらしいラスボスだったでしょうか?
それとも、鬼舞辻無惨は、少年漫画のラスボスらしくはないラスボスだったでしょうか?
鬼舞辻無惨の少年漫画のラスボスらしかったところと少年漫画のラスボスらしくはなかったところの両方を挙げて考えていってみましょう。
鬼舞辻無惨はラスボスらしかったか? それとも…
鬼舞辻無惨のラスボスらしかったところ
敵の中で最強だった
ラスボスたる者、強くなければ話になりませんが…
鬼舞辻無惨は、間違いなく敵の中で最強でした。
敵の元凶(鬼の起源)
鬼舞辻無惨は、鬼の始祖・起源であり…
鬼舞辻無惨が人間を鬼に変えることがなければ、鬼達は存在し得ませんでした。
野望を持ち、凄まじいまでの執着心を持っていた
ラスボスたる者、ただ強いだけではなく、何らかの野望を持ち、その野望を達成することに凄まじい執着心を持っていなければならないと思いますが…
鬼舞辻無惨は、太陽を克服することに凄まじいまでに執着していました
絶対的な悪
ラスボスたる者は、主人公サイドの者達とは、けっして相容れることなく、悪の道をひたすら突き進まなければならないと思いますが…
鬼舞辻無惨は、主人公・竈門炭治郎をはじめとする鬼殺隊の者達と相容れることはなく、最後まで唯我独尊的に悪の道を突き進んでいました。
鬼舞辻無惨のラスボスらしくなかったところ
自分より強い者からは逃げた
鬼舞辻無惨は、確かに敵方の中では圧倒的に最強でしたが「鬼滅の刃」の世界で最強というわけではなく…
「鬼滅の刃」の世界で最強だった継国縁壱には敵わないと知ると、二度と縁壱の前には姿を現しませんでした。
自分より強い者との戦いは避けるという姑息さは、少年漫画のラスボスには相応しくないものだったのではないでしょうか?
自ら自陣営の戦力を低下させる
鬼舞辻無惨は、下弦の鬼達を意味もなしに自らの手で葬り、自陣営の戦力を低下させてしまいました。
意味もなく自陣営の戦力を自らの手で削ってしまった少年漫画のラスボスって鬼舞辻無惨以外にもいたでしょうかね?
自ら敵陣に乗り込んでしまう
鬼舞辻無無惨は、自ら敵陣である産屋敷邸に乗り込んで行ってしまい…
結果的にそのために鬼殺隊の者達に倒されることになってしまいました。
ラスボスならラスボスらしくドッシリ構えていて、産屋敷邸には上弦の鬼達を刺客として差し向けていたら…
鬼舞辻無惨が倒されることはなかったんじゃないですかね!?
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。