堕姫はなぜ花魁でいられたのか?|鬼滅の刃考察
花魁・蕨姫として花街・吉原に潜んでいた堕姫
上弦の陸・堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)は、二人一組の鬼で兄・妓夫太郎は通常は妹・堕姫の体内に潜んでいました。
そして、堕姫は、花街・吉原の京極屋で花魁・蕨姫となっていましたが…
堕姫が花魁となっていたことについては、疑問(というかツッコミたいポイントというか)が、ありますよね!
今回は、そのことについて書かせていただこうと思います。
堕姫は花魁として京極屋を儲けさせていたようだが…
「鬼滅の刃」第71話(ジャンプコミックス9巻収録)の中で花魁について
遊女の最高位である“花魁”は別格であり
美貌・教養・芸事全てを身につけている特別な女性
位の高い花魁には簡単に会うことすらできないので 逢瀬を果たすため男達は競うように足繁く花街に通うのである
と解説されていましたが…
別格であり特別であるとはいっても花魁もまた遊女なわけですから、客に対して性的なサービスをしていたのでしょうか?
結論から言ってしまうと、私は堕姫=花魁・蕨姫は、性的なサービスはしていなかったのではないかと思います。
現在の風俗店と違い、かつての花街で花魁と関係を持つためには、数多くのステップを踏んでいかなければならなかったようです。
花街の同じ店に足繁く通い、同じ花魁を何度も何度も指名し、店と花魁から信頼され…
ようやく花魁と良い仲となり、性的サービスを受けられる可能性が出てくるまでには相当な時間と莫大な金を必要としたようです。
で… 堕姫は、京極屋で蕨姫を名乗るようになってからも、それ以前に他の店で他の名で花魁をしていた時も…
気の弱い男性は失神させ、耳に息を吹きかけることによって男性を失禁させていたといいますから…(もしかしたら血鬼術?)
さんざんお客に金を使わせるだけ使わせておいて、巧みにあしらいまくり… 性的なサービスなどしていなかったのではないでしょうかね!
鬼である堕姫に花魁でい続けることがなぜできたのか?
花街・吉原の遊郭は昼間だけ営業していたわけではない
「鬼滅の刃」第71話(ジャンプコミックス9巻収録)では吉原・遊郭のことが
男と女の見栄と欲 愛憎渦巻く夜の街
と説明されていました。
ですが、花街・吉原の遊郭は夜だけ営業しちたというわけではなく、昼間も営業していたんですよね!
ですから、音柱・宇髄天元は
「花街は鬼が潜む絶好の場所だと俺は思ってたが」
と言っていましたが(鬼滅の刃9巻 第71話)…
花魁となって身を潜めるのが、日の光を浴びることができない鬼にとって必ずしも容易なことだったとは思えません。 まあ… 不動のナンバーワンだったという人気を持つ花魁だった堕姫なら昼間は日の光の当たるところに出ないくらいの我が儘は許されたということなのでしょうが。
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。