呪術廻戦考察 宿儺が伏黒恵の体を乗っ取る事にしたのは魔虚羅がいたからではない!
伏黒恵の体を奪う事にした理由を心の声で語っていた宿儺
宿儺は、伏黒恵の体を奪った直後に心の声で
「あの時 伏黒恵に感じたのは 術式の潜在能力(ポテンシャル)と俺への耐性だ 小僧のように「器」ではなく「檻」になられると始末が悪い」
「伏黒恵に直接呪物(ゆび)を飲ませる手もあったが 確実に肉体の主導権を得るため 小僧の裡で力を取り戻し機を窺っていた」
「奴の魂が折れる瞬間を」
と語っていました。(呪術廻戦 第213話)
宿儺は魔虚羅を呼び出せるから伏黒恵の体を乗っ取ろうとしたわけではない!
宿儺が、伏黒恵の体を「器」にしようと思ったのは、伏黒恵と戦った時だったわけですが…
その時、伏黒恵は「布瑠部由良由良」(ふるべゆらゆら)と詠唱を始めてはいましたが…
結局、魔虚羅(まこら)こと八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)を呼び出してはいませんでした。(呪術廻戦2巻 第8話~第9話)
その後、渋谷事変の際に宿儺は、伏黒恵を絶命させないようにするために魔虚羅と戦い、倒していますが…(呪術廻戦14巻 第117話~第119話)
伏黒恵が、魔虚羅を呼び出してはいなかったにも拘わらず、宿儺は伏黒恵の体を乗っ取ることに決めていたわけですし…
魔虚羅と戦い、倒した時にも宿儺は、魔虚羅の利用価値については特に何も心の声で語ったりはしていませんでした。
ですから、宿儺は、十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)で魔虚羅を呼び出せるから伏黒恵の体を乗っ取る事にしたというわけではないはずです。
宿儺は魔虚羅のことを知って伏黒恵の体をますます乗っ取る気になった!?
魔虚羅と戦ってみて「魅せてくれたな 伏黒恵!!」と言っていた宿儺
宿儺が、伏黒恵の体を乗っ取る事にしたのが、伏黒恵が十種影法術で魔虚羅を呼び出せるからというわけではなかった事は間違いないと思いますが…
魔虚羅の力を知った宿儺は、伏黒恵の体を乗っ取ろうと目をつけていた事は正解だと思っていただろうと思います。
魔虚羅と戦い始めた後で宿儺は
「二撃目…… 一撃目の正のエネルギーから一転 二撃目には呪力が籠められていた」
「俺の斬撃…… 「解」も見切ってきた どちらも あの背部の法陣が回転した後にだ」
「布瑠の言(こと)とあの法陣は完全な循環と調和を意味する 推し測るにこの式神の能力は あらゆる事象への適応!! 最強の後出し虫拳!!」
「あの時の俺なら敗れていたかもしれなんな」
と心の声で言い、「…ケヒッ クックックッ」と笑った後、「伏魔御廚子」(ふくまみづし)を領域展開する前に
「魅せてくれたな 伏黒恵!!」
と言っていました。(呪術廻戦14巻 第118話)
魔虚羅の力を知り、その力に満足したからこそ宿儺は、そう言っていたのでしょうからね。
五条悟が魔虚羅のことを知っているのを宿儺が知ったのは伏黒恵の体を乗っ取った後
五条悟と伏黒恵が
五条悟:「なんで五条家と禪院家が仲悪いか知ってる?」
伏黒恵:「そもそも仲悪かったんですか?」
五条悟:「もーバチバチよ 江戸時代? 慶長? 忘れたけど そん時の当主同士がね 御前試合で本気で殺(や)り合って両方死んだの」
伏黒恵:「その時の当主って…」
五条悟:「僕と同じ六眼持ちの無下限呪術使い ちなみに相手の術式は恵と同じ「十種影法術」」
伏黒恵:「!!」
五条悟:「僕の言いたいこと分かる?」
といったヤリトリをしていたことがありましたが…(呪術廻戦14巻 第117話)
宿儺が、伏黒恵の記憶から
・五条悟と同じ六眼持ちの無下限呪術使いが魔虚羅に敗れた事
・五条悟が魔虚羅のことを知っている事
を知ったのは、伏黒恵の体を乗っ取った後のはずで…
その事もまた宿儺が伏黒恵の体を奪う事にしたのが、十種影法術で魔虚羅を呼び出せるようになるからではないと裏付けていると言えるのではないでしょうか。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~23巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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