ジョジョの奇妙な冒険考察 アヴドゥルの魔術師の赤の炎は見える？ 見えない？
アヴドゥルの「魔術師の赤」の炎はスタンド使い以外の人間には見えない!?
空条承太郎がまだスタンドの存在を知らず、発言した後に「星の白金」（スタープラチナ）と名付けられる自分のスタンドのことを「悪霊」と言い、留置場から出ようとせずにいた時…
ジョセフ・ジョースターと共に承太郎が立て籠っている留置場を訪れたモハメド・アヴドゥルはスタンド「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）を使い、承太郎を留置場から外へと出そうとしました。
この時、「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）による攻撃を受けた承太郎が
「う…うぐぐぐ あ…熱い！ 火…火だ！ や…焼ける お…おれの腕が焼ける！」
と言うと、それを聞いた警察官たちは
「火？ 火なんて見えるか？」
「なんだ あいつ なに苦しがってるんだ」
などと言っていました。（ジョジョの奇妙な冒険13巻 炎の魔術師の巻）
ですから、この時の「魔術委の赤」（マジシャンズレッド）の炎はスタンド使いである（ということをまだ自覚はしていませんでしたが）承太郎には見えても…
スタンド使いではない警察官たちには見えていなかったことは間違いありません。
アヴドゥルの「魔術師の赤」の炎はスタンド使い以外の人間にも見える!?
ＤＩＯが差し向けた刺客としてジャン・ピエール・ポルナレフが香港で承太郎たちの前に現れた時…
ポルナレフの「銀の戦車」（シルバーチャリオッツ）とアヴドゥルの「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）のスタンドバトルが始まり…
「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）の炎でテーブルが燃えだすと、それを見たレストランの従業員が
「か… 火事アル！ きゅ…急にテーブルが燃え出したアル！ 火事だ 火事だーッ」
と声をあげていました。（ジョジョの奇妙な冒険14巻 銀の戦車（シルバーチャリオッツ）その②）
ですから、この時の「魔術委の赤」（マジシャンズレッド）の炎はスタンド使いではないレストランの従業員にも見えていたようです。
アヴドゥルの「魔術委の赤」（マジシャンズレッド）の炎がスタンド使いではない人間にも見える時と見えない時があったということになりそうですが…
いったいそれはなぜだったのでしょうか？
考えていってみたいと思います。
アヴドゥルの魔術師の赤の炎はスタンド使い以外にも見える時もある？そうではない？
香港でレストランの従業員が見た炎は「魔術師の赤」の炎ではなかった!?
「銀の戦車」（シルバーチャリオッツ）と「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）のスタンドバトルの途中にレストランのテーブル燃え出したのが「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）の炎のためだったのは間違いありません。
ですが… テーブルを燃やしていた炎は、「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）の炎そのものではなく…
「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）の炎の高熱によって起こった発火による本物の炎だったのかもしれません！
もしも、そうだったとしたら、テーブルを燃やしていたのは本物の炎なのですから、スタンド使いではないレストランの従業員にも見えて当然です。
「魔術師の赤」はスタンド使い以外に見えない炎も見える炎も操る!?
また… アヴドゥルはスタンド「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）によって様々なタイプの炎を操ることができて…
その中には、承太郎を留置場から出そうとしていた時に使った炎のようにスタンド使い以外の人間には見えない炎もあれば…
スタンド使い以外の人間にも普通に見ることができる炎もあったということなのかもしれません。
そして、香港のレストランの従業員にテーブルを燃やす炎が見えたのは、その時にアヴドゥルが「魔術師の赤」（マジシャンズレッド）で操っていた炎がスタンド使い以外の人間にも見えるタイプの炎だったからとも考えられます。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・荒木飛呂彦著「ジョジョの奇妙な冒険」1～63巻を資料にしています。
本文中（ ）内にジョジョの奇妙な冒険○巻 ○○○とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。
