呪術廻戦考察 宿儺の器に求められるものはいったい何?
虎杖が宿儺の器として人為的に作られたらしい
「呪術廻戦」第143話に虎杖悠仁が赤ん坊の頃の回想が出てきましたが…
虎杖の母親と思われる女の頭部には縫い傷がありました。
このことによって、虎杖の母親は、現在は夏油の体を乗っ取っている羂索に体を乗っ取られた女で…
虎杖は、羂索によって人為的に作り出された宿儺の器だったらしいということがわかりました。
羂索が人為的に宿儺の器を作り出せたということは…
虎杖が宿儺の器としての適性を持っていることを確信した時に五条は、虎杖のことを「千年生まれてこなかった逸材」だと思っていました。(呪術廻戦1巻 第2話)
その「千年生まれてこなかった逸材」を人為的に作り出していたわけですから、羂索は宿儺の器に求められるものが何なのかを知っていて…
その上で、その求められるものを持つ宿儺の器としての逸材=虎杖を作り出していたということになりそうですね。
羂索が知っていた宿儺の器に求められるものとは?
宿儺の器に求められるもの① 極めて高い身体能力
「呪術廻戦」ファンなら誰しもが知っていることですが、虎杖の身体能力は、極めて高いです。
それも「極めて高い」などという言い方では足りず、人類の常識を超越していると言ってしまってもいいほどにです!
砲丸投げの世界記録は、この記事を書いている時点では23メートル台ですが…
虎杖は、この記録を遥かに超えてしまっていたみたいですね!
しかも、野球のピッチャーのような投げ方では砲丸投げでは記録が出せないとされているにも拘わらず、もろにピッチャー投げで…!!!
また、真偽のほどはわかりませんが、虎杖は50mを3秒で走るとも言われていました。(呪術廻戦1巻 第1話)
人為的に宿儺の器として作り出された虎杖が、人類の常識を超越してしまっていると言っても過言ではないほどの身体能力を持っているわけですから…
宿儺の器には極めて高い身体能力が求められていることは、おそらく間違いないだろうと思います。
宿儺の器に求められるもの② 自我を保つために必要な何か
虎杖が宿儺の器になったばかりの頃、思うように虎杖の体を乗っ取ることができないことに宿儺は
「クソ!まただ! のっとれない!! この虎杖とかいう小僧 一体何者だ!?」
と驚いていました。(呪術廻戦1巻 第2話)
そして、虎杖が2本目の宿儺の指を飲み込んでも平気でいるのを見て五条は
「確定だね 肉体の耐性だけじゃない 宿儺相手に何なく自我を保てる」
と言っています。(呪術廻戦1巻 第2話)
それが精神力なのか他の何かなのかは特定できませんが、宿儺の支配を拒み、自我を保つための何かこそが、宿儺の器に最も必要なものなのではないでしょうか?
すぐに宿儺に体を乗っ取られてしまているようでは、宿儺の器たり得ませんから当然と言えば当然のことではありますが。
虎杖は、責任感が強いために人の命が失われると、その責任を背負い込み、落ち込んでしまったりする時がありますから…
宿儺の器に求められる宿儺の支配を拒み、自我を保つために必要なものは、単なる精神力の強さではないような気がしますが…
どうでしょうか?
虎杖家に流れる血
羂索が人為的に宿儺の器を作り出すために宿儺の器の父親として選んだ人間が、虎杖仁だったわけですから…(呪術廻戦 第143話)
宿儺の器には虎杖家に流れる血が必要だった可能性は高そうですね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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