呪術廻戦考察 なぜ宿儺は伏黒恵に受肉することにしたのか?
宿儺が伏黒恵に受肉して体を乗っ取ってしまった!
週刊少年ジャンプ2023年10号に掲載された「呪術廻戦」第212話で宿儺が、伏黒恵に受肉し、その体を乗っ取ってしまいましたが…
なぜ宿儺は受肉し、体を乗っ取る相手として伏黒恵を選んだのでしょうか?
先日書いた「宿儺は伏黒恵に受肉するため目をつけていた?|呪術廻戦考察」という記事には…
宿儺は自らが受肉する相手として伏黒恵に目をつけていたのだろうといった事を書かせていただいた後に
ですが… 虎杖悠仁の体の中にいる間に宿儺は、伏黒恵以上の強者を何人も見てきたはずですから…
宿儺が伏黒恵に期待していたのは、自らの「器」になることではなく、実は他の何かであったという可能性もまだ残っているかもしれません!?
などと書かせていただいていたのですが…
やはり普通に素直に考えれば、宿儺は、受肉して体を乗っ取る相手として伏黒恵を選んでいたということになりますよね!
虎杖悠仁に受肉してからも伏黒恵以上の呪力を持つ者を宿儺は見てきたはずだが…
ですが… 虎杖悠仁に受肉してからの宿儺は、五条悟、乙骨悠憂太、九十九由基、それに「宿儺の器」として虎杖悠仁を生み出していた羂索(体は夏油傑)など…
どう考えても現状の伏黒恵よりも巨大な呪力を持っていると思われる者たちをたくさん見てきたはずですよね!
それにも拘わらず宿儺が、彼らには全く目もくれずに伏黒恵のことを受肉し、体を乗っ取る相手に選んだことには何らかの理由があるのは間違いないでしょう。
では… 宿儺が、伏黒恵のことを自らが受肉し、体を乗っ取る相手として選んだ理由とは、いったい何だったのでしょうか?
今回はそのことについて考えていってみたいと思います。
宿儺が伏黒恵に受肉することにした理由はいったい何だったのか?
宿儺が伏黒恵に受肉することにしたのは十種影法術があったから
宿儺が、五条悟、乙骨悠憂太、九十九由基、羂索(体は夏油傑)などには目もくれずに受肉し体を奪う相手に伏黒恵を選んだのは…
伏黒恵が術式=十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)を得ているからでしょうか?
命を奪うつもりで伏黒恵と戦っていた宿儺は、どうやら途中から伏黒恵の命を奪う気はなくなったようでしたが…
伏黒恵と戦いながら宿儺は
「面白い 式神使いのくせに術師本人が向かってくるか」
と心の声で言ったり
「いい術式だ」
「オマエの式神 影を媒体にしているのか」
「宝の持ち腐れだな まぁいい」
「いい いいぞ 命を燃やすのはこれからだったわけだ」
「魅せてみろ 伏黒恵」
と言ったリしていました。(呪術廻戦2巻 第9話)
そして、その後、宿儺は自分の生得領域(しょうとくりょういき)の中で虎杖悠仁と
宿儺:「オマエが条件を吞めば 心臓を治し生き返らせてやる」
虎杖:「偉っそうに 散々イキっといて結局テメェも死にたくねぇんだろ」
宿儺:「事情が変わったのだ 近い内 面白いモノが見れるぞ」
と言っていましたが…(呪術廻戦)
伏黒恵に受肉し、その体を乗っ取った直後に宿儺は
「覚えているか?」
「面白いものが見れると言ったろう 小僧」
と虎杖悠仁に言っていましたから…(呪術廻戦 第212話)
伏黒恵と戦っている間に宿儺が伏黒恵に受肉して体を乗っ取ると決めていたことは間違いありません。
そして、「事情が変わった」というのは、宿儺が、伏黒恵が術式=十種影法術であることを知り…
十種影法術を得ている伏黒恵に興味を持ったことだったのではないでしょうかね?
宿儺が十種影法術を得たことでトンデモないことになる!?
宿儺が伏黒恵が十種影法術で影を式神の媒体にしていることを知り「いい術式だな」と言っていたのも…
影を式神の媒体にしていると確認した後で「宝の持ち腐れだな」と言っていたのも…
伏黒恵に受肉し体を乗っ取ることによって十種影法術を自分が得れば、トンデモないことになると思ったためだとすれば…
伏黒恵の体を乗っ取った宿儺が十種影法術を使い、トンデモないことが起きるようになるのでしょうね?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~21巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。