呪術廻戦考察 満象を応用しての穿血とは? 嵌合獣・顎吐とは?
満象を応用しての穿血ってどういう事?
週刊少年ジャンプ2023年39号に掲載された「呪術廻戦」第233話では、宿儺が、加茂憲紀や脹相のように赤血操術「穿血」を使っていましたが、「穿血」で攻撃された五条悟は
「「満象」(ばんしょう)を応用しての「穿血」とか僕並みに器用だな」
と心の声で言っていました。
ですが… 十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)で召喚する式神「満象」は、「穿血」を使ったりしませんでしたよね?
それなのに、なぜ「穿血」が「満象」の応用ということになるのでしょうか?
嵌合獣・顎吐は鵺と渾が合体した式神?
そして、「呪術廻戦」第223話では、宿儺が召喚した嵌合獣(かんごうじゅう)顎吐(あぎと)なる式神が、初登場し、宿儺、魔虚羅とともに3対1で五条悟と戦っていましたが…
嵌合獣・顎吐が召喚される前に宿儺は、鵺(ぬえ)と渾(こん)の呼んでいたようでしたから…
嵌合獣・顎吐とは、やはり鵺と渾が合体した式神なのでしょうね?
宿儺の穿血のどこが満象を応用してるの? 鵺と渾が合体したのが嵌合獣・顎吐?
赤血操術「穿血」とは
赤血操術は、呪力によって強化した血液を操る術式で呪術御三家の一つ加茂家相伝の術式です。
そして、赤血操術の技の一つである「穿血」は、圧縮した血液を音速をも超える速さで放つ技です。
呪胎九相図の脹相が、なぜ加茂家相伝の術式である赤血操術を使えるのかについては特に明かされていなかったと思いますが、脹相が赤血操術をつかえるのは…
脹相に加茂憲倫の血が流れているためなのかもしれませんし、脹相が赤血操術を使えるようにするために加茂憲倫の体を乗っ取っていた羂索が何らかの細工をしたためなのかもしれません。
なぜ穿血が満象の応用だったのか?
満象が、穿血を使っているところが描かれた事はありませんし…
禪院家相伝の術式=十種影法術で召喚される式神である満象が、加茂家相伝の術式=赤血操術の技である「穿血」を使えるとは思えません。
それにも拘わらず、五条悟は「「満象」を応用しての「穿血」とか僕並みに器用だな」と心の声で言っていたわけです。
五条悟は、心の声で
「当たり前に式神の能力を顕現させずに引き出してんじゃねーよ」
とも言っていましたから…
宿儺は、満象の能力を応用して「穿血」を行っていたということになりそうです!
となりますと… 満象は、鼻から凄まじい勢いで水を吹き出しますから…
宿儺は、その満象の水を吹き出す能力を応用し、「穿血」に使っていたということなのでしょう!
嵌合獣・顎吐は鵺と渾が合体した式神にしては鵺にも渾にもなかった要素が…
嵌合獣・顎吐が召喚される前に宿儺が、鵺と渾を呼んでいましたから…
鵺と渾が合体した式神が嵌合獣・顎吐であることは間違いないだろうとは思います。
ですが… 嵌合獣・顎吐の姿は、鵺と渾のハイブリッドっぽくは、あんまり見えないんですよね!
鵺にも渾にもなかったような角だか触角だかっぽいモノが、その頭部にはありますし…
だいたい鵺も渾も人間のような二足歩行タイプではありませんでしたからね!
伏黒恵の領域展開は嵌合暗翳庭」ですが… 「嵌合」とは軸と軸受けのように二つの部品、二つのモノがピッタリと嵌り合うことを意味していますから…
鵺と渾という二つの式神がピッタリと嵌り合い、両方の要素を併せ持ったハイブッリッドな式神が、嵌合獣・顎吐ということになるのでしょう。
ですから、当然のことながら、渾のスピード、鵺の電撃(巨大鵺の雷撃)などの特性を嵌合獣・顎吐は持っているのでしょうね。
嵌合獣・顎吐のモチーフは仮面ライダーアギト!?
アギトという音から嵌合獣・顎吐のモチーフは仮面ライダーアギトなのではないかと考えた方も少なくないのではないかと思います。
確かに嵌合獣・顎吐の顔は、見ようによっては仮面ライダーっぽく見えないこともありません。
ですが… クワガタがモチーフとされる仮面ライダーアギトと嵌合獣・顎吐の姿に特に類似性はないように思えるのですが…
どうなのでしょうかね?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~23巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。