悲鳴嶼行冥は獪岳が鬼殺隊にいたこと把握してた？

鬼滅の刃考察　悲鳴嶼行冥は獪岳が鬼殺隊隊士になったことを知っていた？

堕姫・妓夫太郎が倒された後、上弦の陸となった獪岳の人生は、実に奇妙で、実に波乱万丈なものでした。

柱となる前…　自分が強いことにさえまだ気づいていなかった頃の悲鳴嶼行冥の寺にいた獪岳は、寺の金を盗み、それがバレて寺を追い出され…

鬼と遭遇し、寺に鬼を招き入れることによって自分だけは助かるという選択をしました。（鬼殺の刃17巻　66ページ）

そして、元鳴柱の育手・桑島慈悟郎の下で雷の呼吸の得特に励み、鬼殺隊の隊士となり…

任務中に黒死牟と遭遇し、生き残るために鬼となることを選択しました。（鬼殺の刃17巻　第145話）

鬼殺隊の隊士となった獪岳は、かつて自分が裏切った悲鳴嶼行冥が鬼殺隊の岩柱になっていることを絶対に知っていたはずですよね。

もっとも…　炭治郎や善逸たちも鬼殺隊の隊士になる前はもちろん、鬼殺隊の隊士になってからもしばらくの間は、柱たちのことなど知らなかったはずですから…

獪岳も鬼殺隊の隊士になる前や鬼殺隊の隊士になってからしばらくは、悲鳴嶼行冥が岩柱になっていることを知らなかったかもしれませんが…

それでも、鬼殺隊の隊士であるうちに獪岳は、おそらく悲鳴嶼行冥が岩柱になっていることを知ったのではないかと思います。

では、逆に悲鳴嶼行冥は、自分たちを裏切った獪岳が、鬼殺隊の隊士になっていたことを死っていたのでしょうか？

私は、おそらく悲鳴嶼行冥は、獪岳が鬼殺隊の隊士になったことを知らなかった可能性が高いのではないかと思います。

悲鳴嶼行冥は、目が見えませんが、その分、聴覚は常人よりもずっと研ぎ澄まされ、鋭くなっていたものと思われます。

ですから、もしも獪岳の声を聞けば…　彼が昔、自分たちを裏切った子供だということに気づきそうにも思えます。

ですが…　鬼を手招きした頃の獪岳は、まだ幼かったですから、その後、声変わりをしたのではないかと思います。

ですから、さすがの悲鳴嶼行冥も、もしも鬼殺隊の隊士となった獪岳の声を聞いても彼が自分たちを裏切った子供だとは見抜けなかったのではないでしょうかね？

また、悲鳴嶼行冥の寺にいた頃とは、獪岳は名を変えていたのではないでしょうかね？

鬼を手招きしたという罪を封印してしまいたいと思えば、獪岳が名を変えていても、それが当然だと思うんですよね。

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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1～23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。

本文中（　）内に鬼滅の刃○巻　第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。