宇髄天元は派手にマウントとるが奢っていない!? 鬼滅の刃考察
宇髄天元は下っ端の者に派手にマウントをとる!
音柱・宇髄天元は、遊郭での任務に炭治郎、伊之助、善逸を連れていくことになった時に
「いいか? 俺は神だ! お前らは塵(ごみ)だ! まず最初は それをしっかりと頭に叩き込め!! ねじ込め!!」
「俺が犬になれと言ったら犬になり 猿になれと言ったら猿になれ!! 猫背で揉み手をしながら 俺の機嫌を常に伺い全身全霊でへつらうのだ」
「そして もう一度言う 俺は神だ!!」
などと言っていました。(鬼滅の刃9巻 第71話)
自分のことを「神」と言い、炭治郎、伊之助、善逸のことを「塵」と言ってしまうとは、途轍もなく派手にマウントをとっていますね!
ですが… 音柱である彼からしたら下っ端である炭治郎、伊之助、善逸に対し、これだけ派手にマウントをとっていながらも宇髄天元は、全然驕ってはいないようなのです!
派手にマウントとる宇髄天元だが奢ってはいない!
宇髄天元は自分を客観的に見ていてけっして奢ってはいない
宇髄天元は、上弦の陸・妓夫太郎(ぎゅうたろう)に
「お前違うなぁ 今まで殺した柱たちと違う」
「お雨は生まれた時から特別な奴だったんだろうなぁ 選ばれた才能だなぁ 妬ましいなぁ 一刻も早く死んでもらいてぇなぁ」
と言われると
「才能?」
「俺に才能なんてもんがあるように見えるか? 俺程度でそう見えるならテメェの人生幸せだな」
「年百年生きてようが こんな所に閉じ込もってりゃあ 世間知らずのままでも仕方ねえのか」
「この国はな 広いんだぜ 凄ェ奴らがウヨウヨしてる」
「得体の知れねぇ奴もいる 刀を握って二月で柱になるような奴もいる」
「俺が選ばれてる? ふざけんじゃねぇ 俺の手の平から今までどれだけの命が零れたと思ってんだ」
と言っていました。(鬼滅の刃10巻 第87話)
もしも、宇髄天元が、派手に奢っていたら、妓夫太郎から「今まで殺した柱たちと違う」「生まれた時から特別な奴だったんだろうなぁ」などと言われたところで、得意になり…
自分がいかに特別な男で、生まれた時からいかに才能に恵まれていたかを自慢しまくったのではないかと思います。
ですが、実際には宇髄天元は、得意になど全くならず、その逆に自分が才能に恵まれた者であることを否定していたわけです!
したがって、炭治郎、伊之助、善逸にあれだけ派手にマウントをとり、自分のことを「神」などと言っておきながらも…
宇髄天元が、実は全く驕ることなく、自分のことを冷静に客観的に捉えていたことは間違いありません。
宇髄天元が全然驕っていないのに派手にマウントをとったのはなぜなのか?
では… 全然驕ってなどいないのに宇髄天元が、炭治郎たちに対しては、あれほど派手にマウントをとっていたのはなぜなのでしょうか?
考えられるとしたら…
■元忍である宇髄天元は縦社会の序列には非常に厳しかった
■炭治郎、伊之助、善逸が、階級が自分よりもずっと下でありながら、その事を自覚せずに自分に対し失礼な態度をとったため
といったところでしょうかね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。