猗窩座が絶対女を殺さず喰わなかったのはなぜなのか? 鬼滅の刃考察
猗窩座は絶対女を殺さず喰わなかった!
上弦の参・猗窩座(あかざ)が水柱・冨岡義勇と炭治郎との戦いで倒れた後、上弦の弐・童磨(どうま)は
「猗窩座殿って絶対女を喰わなかったからさあ」
「俺言ったんだよ! 女は腹の中で赤ん坊を育てられるぐらい栄養分を持ってるんだから女を沢山食べた方が早く強くなれるって」
「だけど猗窩座殿って女を喰わない上に殺さないんだよ! それを結局あの方も許してたしずるいよねぇ」
と言っていました。(鬼滅の刃18巻 第157話)
この童磨の言葉によって猗窩座が女を殺さず喰わなかったことが明らかになったわけですが…
猗窩座が女を殺さず喰わなかったのは、いったいなぜだったのでしょうかね?
猗窩座が絶対女を殺さず喰わなかった理由は?
猗窩座が強さを求め続けた理由
猗窩座は、強くなるために手っ取り早い手段である女を喰うことはしませんでしたが…
それでもずっと自らを強く… さらに強くし続けようとしていました。
猗窩座が強さを追い求め続けていたのは、鬼となる前=人間・拍治(はくじ)だった頃の体験・経験のためだったと思われます。
猗窩座は、人間・拍治だった頃の記憶を失っていました。
ですが… 猗窩座には、人間・拍治だった頃に結婚するはずだった女性・恋雪(こゆき)に
「俺は誰よりも強くなって 一生あなたを守ります」
と約束したにもかかわらず、その約束を守れずに恋雪を毒殺されてしまったという悲惨な過去がありました。(鬼滅の刃18巻 第154話~第156話)
この人間だった頃の悲惨極まりない体験が、鬼となり、人間だった頃の記憶を無くした後の猗窩座が、強さを求め続ける理由となった事は間違いないでしょう。
猗窩座が強さを求め続けたのが人間だった頃の体験のためなら…
猗窩座が強さを求め続けたのが人間・拍治だった頃の悲惨な体験のためだとしたら…
つまりそれは、守りたかったもの(守ると誓った者)である恋雪を守れなかった無念のためということになりますね。
恋雪という女性を守れなかった無念が、恋雪のことも含めた人間だった頃の記憶を失った後も猗窩座に強さを求めさせ続けていたのだとしたら…
猗窩座が絶対女を殺さず喰わなかったのは、当然のことだったかもしれませんね!?
愛する女を守れなかった無念から強さを求め続けるようになった猗窩座が、女を平気で殺せたり、喰ったりできたりしたら、そちらの方がおかしいですからね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
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