新・上弦の伍はいなかったのか? 新・上弦の肆と陸はいたのに… 鬼滅の刃考察
新・上弦の肆と陸は登場したが新・上弦の伍は登場しなかった!
鬼舞辻無惨と鬼たちと鬼殺隊との最終決戦よりも前に上弦の鬼たちの中で鬼殺隊との戦いで倒されていたのは
■上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)
■上弦の伍・玉壺(ぎょっく)
■上弦の陸・妓夫太郎(ぎゅうたろう)・堕姫(だき)
でした。
そして、最終決戦の時には、それ以前から登場していた鳴女(なきめ)が、半天狗に代わる新たな上弦の肆=新・上弦の肆になっていて…
獪岳(かいがく)が妓夫太郎・堕姫に代わる新・上弦の陸として登場してきました。
ですが… 新・上弦の伍が登場してくることはありませんでした。
新・上弦の伍はいなかった!?
無限城を舞台にした総力戦となった最終決戦に登場してこなかったわけですから、新・上弦の伍はいなかったのだと考えてまず間違いないと思いますが…
なぜ鳴女が新・上弦の肆で獪岳が新・上弦の陸となり、上弦の伍は欠番のままとなったのでしょうか?
今回は、そのことについて考えていってみたいと思います。
新・上弦の肆と陸がいて新・上弦の伍がいなかったのはなぜ?
鳴女はなぜ新・上弦の伍ではなく新・上弦の肆に?
鳴女は、空間を操る血鬼術を使う非常に有能な鬼でした。
ですが… 他の上弦の鬼たちと比べると戦闘の能力はかなり低かったですよね。
蛇柱・伊黒小芭内(いぐろおばない)が
「血鬼術の殺傷能力はそれ程でもないが 煩わしさと厄介さは随一だな!!」
と言っていましたから(鬼滅の刃19巻 第164話)それは間違いないでしょう。
それにも拘わらず、鳴女が新・上弦の伍でも陸でもなく、新・上弦の肆となったのは、鬼舞辻無惨が鳴女の空間を操る血鬼術をそれだけ高く評価していたからなのでしょうね!?
獪岳はなぜ新・上弦の伍ではなく新・上弦の陸に?
鳴女が新・上弦の肆になっても、まだ上弦の伍もいなかったにも拘わらず、獪岳が、新・上弦の伍ではなく、新・上弦の陸となったのは
■黒死牟(こくしぼう)の推薦があったので、獪岳を上弦にはしてみたが、鬼舞辻無惨はそれほど高い期待を獪岳にしていたわけではなかったので
■とりあえず新・上弦の陸にしておいて、ある程度力を認められたら新・上弦の伍にしてやろうと思っていた
といったところだったのではないでしょうか?
下弦の鬼たちがいた頃だったら、獪岳がいきなり上弦となることはなく、ある程度は力を認められたとしてもまずは下弦からスタートすることでしょうから…
上弦になることができただけ幸運だったのかもしれませんね。
もっとも、せっかく上弦の陸になっても弟弟子だった我妻善逸に
「適当な穴埋めで上弦の下っぱに入れたのが随分嬉しいようだな」
と言われてしまい…(鬼滅の刃17巻 第144話)
挙句の果てに上弦になったと思った途端にカスだと思いナメきっていた弟弟子・善逸に倒されてしまったわけですから…(鬼滅の刃17巻 第146話~第147話)
獪岳は、実はちっとも幸運に恵まれてはいなかったのかもしれませんが。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。