幽☆遊☆白書考察 蔵馬と桑原は鈴木のアイテムがなかったらどうなっていた?
鈴木からアイテムを渡されていた蔵馬と桑原
暗黒武術会決勝戦を前にしていた蔵馬と桑原の前に現れた浦飯チームの幻海に敗れた美しい魔闘家鈴木は、蔵馬と桑原にアイテムを渡しています。
前世の実は最近魔界で発見されたトキタダレ花の果肉で、これを飲むことによって蔵馬は南野秀一と融合する前の妖狐の姿に戻れるようになりました。
そして、桑原に渡された試しの剣は持つ者の気を吸いとって成長するヒル杉で作った変幻自在の妖刀でした。(幽☆遊☆白書11巻 嵐の前!!の巻)
前世の実を飲んで妖狐の姿に戻った蔵馬
蔵馬は暗黒武術会決勝戦の鴉との戦いで前世の実の力によって妖狐の姿に戻りましたが…
戦いの最中に思っていたよりも早く南野秀一の姿に戻ってしまっています。
それでも鴉を倒すことはできた蔵馬でしたが、鴉を倒したにも拘わらず、試合には負けてしまいました。
蔵馬が鴉を倒した攻撃を繰り出したのは、ダウンして10カウントを数えられた後だったためです。(幽☆遊☆白書11巻 見えない技!!の巻~鎧の理由(わけ)!!の巻)
思ったよりも早く妖狐から南野秀一に戻ってしまったこともあって苦戦を強いられた蔵馬でしたが…
妖狐になることなく、南野秀一の姿のままでずっと戦っていたら、おそらく鴉を倒すことはできなかったはずです。
試しの剣があったからこそ戸愚呂兄を潰せた桑原
桑原は試しの剣を持って暗黒武術会決勝戦の戸愚呂兄と戦いましたが…
脳も内臓も自由に動かし、位置を変えることができる戸愚呂兄になかなかダメージを与えることができずにいました。
ですが、桑原の思ったとおりに変形する試しの剣を戸愚呂兄の体全体を一度に潰せる形にさせ、戸愚呂兄をグチャグチャに潰し、勝利しました。(幽☆遊☆白書11巻 桑原切れた!!の巻~幽☆遊☆白書12巻 戸愚呂兄全開(フルパワー)!!の巻)
もしも使用者の気持ちを汲み取って自在に形を変えられる試しの剣がなかったら、桑原が戸愚呂兄に勝利することはできなかったでしょう。
鈴木のアイテムがなかったら蔵馬も桑原も生き残ることはできなかった!?
鈴木のアイテムがなければ蔵馬も桑原も命を落としていた
鴉を倒すことはできたものの試合には負けてしまった蔵馬は、もしも前世の実の力で妖狐になることができなかったら、鴉に命を奪われてしまっていたでしょう。
また、蔵馬が命と引き換えにして魔界の吸血植物を読んだ後も命を落とさずにすんだのは、南野秀一の肉体に妖狐の力が戻りつつあったためでしたが…(幽☆遊☆白書11巻 身を捨てて…!!の巻)
妖狐の力が南野秀一の肉体に戻りつつあったのもおそらく前世の実を何度か飲んだためだったとすれば…
命と引き換え覚悟で繰り出した攻撃で命を落とさずにすんだのもまた鈴木にもらったアイテム前世の実のおかげだったということになります。
そして、桑原も戸愚呂兄に勝利しない限り、戸愚呂兄に命を奪われていたはずですから、桑原もまた鈴木にもらったアイテム試しの剣のおかげで生き延びることができたと言えます。
前世の実や試しの剣は鈴木が蔵馬や桑原のために作ったアイテムではなかった
幻海が鈴木に
「確かにお前はほかの妖怪達の性質にあわせて武器を作ってやることにかけては天才的だ」
と言っていましたが…(幽☆遊☆白書10巻 千の顔を持つ男!!の巻)
前世の実や試しの剣は蔵馬や桑原の性質に合わせて鈴木が作ったアイテムというわけではありませんでした。
元々は前世の実は裏浦島のために、そして、試しの剣は死々若丸に鈴木が与えたアイテムです。(幽☆遊☆白書11巻 嵐の前!!の巻)
ですが、その前世の実と試しの剣が、蔵馬や桑原の力を引き出すために実に有効なアイテムであったために蔵馬や桑原は命を落とさずにすんだわけですから…
蔵馬も桑原も実に運がよかったということになるでしょう!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「幽☆遊☆白書」1~19巻を資料にしています。
本文中( )内に幽☆遊☆白書○巻 「○○○」とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。