幽☆遊☆白書考察 飛影と蔵馬には元A級妖怪とは思えない言動があった
飛影も蔵馬も元A級妖怪だった
飛影も蔵馬も元々はA級妖怪でした。
ですが… 飛影は邪眼の移植手術を受けたことによって生まれ変わったために妖力変化が起こり、妖力が赤子同然に落ち込み…
その結果、A級妖怪から最下級妖怪まで妖力を落としています。(幽☆遊☆白書18巻 それぞれの一年 飛影 前編)
A級妖怪だった蔵馬は魔界で盗賊をしていましたが、霊界特別防衛隊によって深手を負わされ、霊体の状態で人間界へ逃げ込みましたが…
人間に化けたり、のりうつったりする力さえ残っていなかったために生命になる寸前の受精体と一体化しましたが…(幽☆遊☆白書3巻 母と子の絆!!の巻 幽☆遊☆白書17巻 一対一(サシ)再び!!の巻)
憑依というより融合に近いかたちで人間と一体化したことによって、蔵馬は、A級妖怪だった妖狐の時の力を失ってしまっていました。
元A級妖怪とは思えない言動が飛影にも蔵馬にもあった
飛影と蔵馬は後にA級妖怪だった時の力を取り戻すどころか、A級妖怪だった時の力をはるかに上回るS級の力を得るようになりましたが…
暗黒武術会を終えた時点での飛影を霊界ではB級の中位にランクしていました。(幽☆遊☆白書14巻 虎穴に入らずんば…!!の巻)
ですが、元々は飛影も蔵馬もA級にランクされる力を持っていたわけですが…
飛影にも蔵馬にも元A級妖怪のものとは思えない言動がありましたので、今回は、それを取り上げていってみます。
飛影の元A級妖怪とは思えない言動
幽助との戦いを避けた飛影
降魔の剣、暗黒鏡、餓鬼玉の三大秘宝を盗み出した飛影、蔵馬、剛鬼のところに幽助がやって来て霊界探偵だと名乗った時に飛影は
「………霊界に選ばれた追跡者だな…!」
「しかし それにしては ちっとも霊力を感じないな」
と言っておきながら
「しかし仮にも霊界から選ばれた人間だ それにあの自信たっぷりの態度… もしかしたらすごい力をかくしているのかも知れん」
と考えた後
「ここはとりあえずもめごとはさけるか!!」
と言って幽助と戦うことを避け、立ち去っています。(幽☆遊☆白書3巻 三匹の妖怪!! の巻)
A級妖怪だった飛影が、元の妖力を失い、力を落としていた頃だから人間である幽助が相手でも慎重になっていたのかもしれませんが…
霊力も感じない相手にこんなに慎重になり「もしかしたらすごい力をかくしているのかも知れん」などと考え、戦いを避けるなど、やはり元A級妖怪・飛影の行動らしくありませんよね!
戸愚呂弟のことを「化物」と言っていた飛影
暗黒武術会決勝戦を前に黒龍波を使いこなせるようになるための修行をしていた飛影は、自分が地面に開けた穴よりもずっと大きい戸愚呂弟が開けた穴を見ながら
「化物め…!!」
と言っていました。(幽☆遊☆白書11巻 嵐の前!!の巻)
飛影にとって戸愚呂弟はB級中位妖怪でかつてA級だった頃の自分よりも下にランクづけされている妖怪にすぎなかったはずなんですけれどもね。
蔵馬の元A級妖怪とは思えない言動
鴉のことを「支配者級」と言っていた蔵馬
戸愚呂弟がB級上位にランクされていたわけですから(幽☆遊☆白書14巻 虎穴に入らずんば…!!の巻)鴉はB級中位以下の妖怪だったことは確実ですが…
その鴉のことを蔵馬は「支配者級」(クエストクラス)と呼んでいました。(幽☆遊☆白書11巻 見えない技!!の巻~)
もっとも鴉自身も自分のことを「支配者」(クエスト)と言っていましたから(幽☆遊☆白書11巻 秘技応酬!!の巻~)「支配者」(クエスト)と呼ばれるB級以下の妖怪もいるということなのでしょうが…
蔵馬はA級妖怪だった頃の妖狐の姿に戻ってもB級以下のはずの鴉になぜか苦戦を強いられていました。(幽☆遊☆白書11巻 見えない技!!の巻~)
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「幽☆遊☆白書」1~19巻を資料にしています。
本文中( )内に幽☆遊☆白書○巻 「○○○」とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。