幽☆遊☆白書考察 飛影が登場当初は卑劣で妙に慎重だった件
登場当初の飛影は妙に慎重だった!
登場当初の飛影は、その後の彼の言動、そして生き方を知っている者からすると信じられないくらいに妙に慎重だったですよね!
コエンマから霊界探偵に任命されたばかりの幽助が霊界の三大秘宝を盗んだ飛影、蔵馬、剛鬼の前に現れた際、幽助のことを見て飛影は
「………霊界に選ばれた追跡者だな…!」
「しかしそれにしてはちっとも霊力を感じないな」
などと言っていたくせに
「しかし仮にも霊界から選ばれた人間だ それにあの自信たっぷりの態度… もしかしたら すごい力を持っているのかも知れん」
と考えて、結局
「ここは とりあえずもめごとはさけるか!!」
と言って幽助と戦うことを避け、立ち去っています!(幽☆遊☆白書3巻 三匹の妖怪!!の巻)
その後の飛影の言動、生き方を知った上で改めてこれを読み返すと…
飛影の奇妙なまでの慎重ぶりに違和感を感じてしまいます!
後の飛影の言動を知る者からすると… 飛影だったら、幽助がすごい力を持っている可能性を感じられたら…
かえって、すぐに幽助に戦いを挑みそうに思えますからね!
相手がすごい力を持っている可能性があるように思えたからといって、戦いを避けて立ち去るなどという慎重さは全く飛影らしくないですよね!
幽助の敵だった時の飛影の卑劣さ
また、登場当初のまだ幽助の敵だった頃の飛影は、自分以外の妖怪は信頼できないという理由で自分の命令を守り、自分の欲する物を手に入れるためだけに行動する妖怪軍団を…
「降魔の剣」を使って創り出そうとしていましたが…(幽☆遊☆白書3巻 邪眼師・飛影!!の巻)
孤高というイメージが強く、己の力以外のものは頼もうとしない後の飛影を知る者からすると、これも飛影らしくないように感じられますよね!
しかも… 螢子が幽助と親しいということを知った飛影は
「ただヤツを殺して宝を取り戻すだけではつまらんからな… あの女を使って楽しめそうだ」
などと言って、「降魔の剣」を使って螢子を妖怪化し、幽助を精神的に痛ぶろうともしていました!(幽☆遊☆白書3巻 邪眼師・飛影!!の巻)
このなんとも小悪党っぽい卑劣さにも後の飛影の言動や彼の生き方を知る者からすると違和感を感じずにはいられませんよね!
なぜ飛影は登場当初は卑劣で妙に慎重だったのか?
最下級妖怪まで妖力が落ちたことで飛影は慎重にならざるを得なかった!?
A級妖怪だった飛影は邪眼の移植手術を受けたことによって最下級妖怪まで妖力がまで落ち込みました。
それでも飛影は、数年の間に移植手術を受けた時以上の妖力を持つ状態になるまで自分を高め、移植手術を行った魔界整体師・時雨を驚かせていましたが…(幽☆遊☆白書18巻 それぞれの一年 飛影 前編)
最下級妖怪まで妖力が一度は落ちてしまった飛影は、生き延びるためには強者との戦いを避けるなど慎重に生きることを余儀なくされていたはずです。
妖力が最下級妖怪まで落ちた状態で強者と戦っていたら、たちまち命を落とすようになっていたはずですからね!
「幽☆遊☆白書」作品中に登場した当初の飛影は霊界からD級にランクされていたくらいですから…(幽☆遊☆白書14巻 虎穴に入らずんば…!!の巻)
たとえそれが不本意なことではあっても強者との戦いは極力避け、慎重に生きるようにせざるを得なかったのではないでしょうかね!?
卑劣になっていたのは鬱屈した日々を送っていたため!?
登場当初の飛影が、妙に慎重になっていたのは、生き延びるためにそうせざるを得なっかたためだとすれば…
登場当初の飛影が卑劣になっていたのは、不本意ながら強者との戦いを避けるなど慎重にならざるを得ない鬱屈した日々を送っていたために…
その影響で歪んだ精神状態になっていたためだったのかもしれないですね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「幽☆遊☆白書」1~19巻を資料にしています。
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