ハンターハンター考察 クロロは団長をウボォーギンは悪役をそれぞれ演じていた?
幻影旅団の過去編でクロロには抜群の演技力があったことが判明!
幻影旅団の過去編(ハンターハンター No.395~No.397)でクロロには子供時代から抜群の演技力があったことが判明しました!
部隊の上でいくつもの役を演じ分け、悪役を演じる時には迫力タップリに悪役になりきっているクロロの姿を見て…
それまでは自分のナワバリ(と勝手に決めているゴミ山)からビデオテープを持ち出したクロロに制裁を加えるつもり満々だったはずのウボォーギンに
「クロロ 今までくらったどんな奴の… どんなパンチより 今日のお前のが一番効いたぜ…!!」
なんて言わせてしまっていたくらいですから…(ハンターハンター No.396)
クロロの演技力・表現力が、それほど素晴らしかったということなのでしょう!
単にテクニカルに演技が上手いというだけでは、観客たちの心をウボォーギンにそんなことを言わせるほどに揺さぶることはできなかったでしょうから…
クロロの演技力は、小手先のテクニックだけではない魂自体の表現力とでも言うべきもので…
そんな力をクロロは生まれながらに持っていたということになるでしょうかね!
幻影旅団の過去編でウボォーギンの夢が「世界一の悪役になる」だったとも判明!
クロロの演技を目の当たりにして魂を揺さぶられるような体験をしたウボォーギンは、自分に怪人役を担当させてくれくようクロロに頼み…
フィンクス、フェイタン、ノブナガらと共にクロロの仲間の輪に入っていきました。
そして、サラサに「ウボォー メチャメチャやる気じゃん」と言われた際にウボォーギンはクロロとの間で
ウボォーギン:「最初は…まあ何でもいいから欲しかったんだがな………… ハッキリと欲しいモノややりたい事があるってのは格別だな」
クロロ:「ウボォーさんのやりたい事って………?」
ウボォーギン:「お前と劇で世界中巡って 世界一の悪役になる事……だな」
といったやりとりをしていました。(ハンターハンター No.396)
クロロの卓越した演技力とウボォーギンの「世界一の悪役になる」という夢は重要な意味を持っている!?
で… このクロロの卓越した演技力と、そのクロロの演技力に触発されてウボォーギンが持つようになった「世界一の悪役になる」という夢が…
実は大きな意味を持っているのではないでしょうかね?
クロロは団長を演じている? ウボォーギンは悪役を演じきった?
クロロは団長を演じている!?
クロロが子供の頃から演技力は、後に彼が幻影旅団の団長を務めるにあたって必要不可欠なものだったのではないでしょうかね?
仲間であったサラサの命が、糞野郎どもによって奪われてしまった後、のこりの人生を悪党として生きることを決意したクロロは、ウボォーギンに
「僕と一緒にやってくれる? 旅団の… リーダーとして」
と訊いていましたが… それに対してウボォーギンは
「いや クロロ お前が頭だ お前が頭なら オレは死ぬまでついていくよ」
と応え… 他の旅団の者たちもウボォーギンの意見に賛成し、クロロをリーダーに推しました。(ハンターハンター No.397)
その結果、クロロは、幻影旅団の団長になったわけですが…
自分から立候補してなったわけではない団長となったクロロは、リーダーとして幻影旅団を引っ張っていくために…
幻影旅団の団長としてあるべき姿をイメージし、その頭の中で描いた理想の団長象を持ち前の卓越した演技力を活かし、演じているのではないでしょうかね?
ウボォーギンは悪役を最期まで演じきった!?
クラプカの同胞=クルタ族の者たちを襲い、命を奪ったのが本当に幻影旅団だったのかどうかがわからなくなってきていますが…
クラピカと戦った時のウボォーギンの言葉を素直に信じれば、クルタ族の者たちの命を奪ったのは、やはり幻影旅団ということになるんですよね!
クラピカの目が緋色に変わったのを見てウボォーギンは
「………その目! 思い出したぜ」
「キレると目が赤くなる奴等!! どっかの奥地でコソコソ暮らしてた 団長がいたく気に入ってたぜ」
「ありゃあ大仕事だった あいつら強かったな… その生き残りか」
「燃えてきたぜ てめェの恨みとオレの怪力 どっちの方が強ェか 勝負!!」
などと言っていましたからね!(ハンターハンター9巻 No.083)
ですが… もしかしたらウボォーギンは、実際にはクルタ族を襲ってなどいないにも拘わらず、悪役を演じきるためにやってもいないクルタ族をやったかのように振る舞い…
最後まで悪役を演じきって、その一生を終えていったなどということも考えられるかもしれませんね!?
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※この記事は
・「劇場版HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」の来場者特典=「HUNTER×HUNTER」0巻(No.0)
・集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「HUNTER×HUNTER」1~37巻(No.1~No.37)
・集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「HUNTER×HUNTER ハンター協会公式発行 ハンターズ・ガイド」
などを資料にしています。
本文中( )内にハンターハンター○巻 No.○とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。