鬼滅の刃考察 継国縁壱は痣を持ちながらなぜ八十超えるまで生きたのか?
痣の者は二十五の歳を迎えるまでに絶命するとされている
痣を発現させた者は、身体能力が飛躍的に上がりますが… 痣を発現させた者の身体能力が飛躍的に上がるのは、寿命の前借りをしているためであり…
そのために痣を発現させた者は、二十五の歳を迎えるまでに絶命するとされています。
そして… 既に二十五歳を超えていて痣を発現させた岩柱・悲鳴嶼行冥は、その日のうちに絶命するだろうと黒死牟に言われていました。(鬼滅の刃20巻 第170話)
痣を持ちながら八十を超えるまで生きた継国縁壱
ですが… 継国縁壱は、痣を持ちながら八十を超えるまで生きていましたが…(鬼滅の刃20巻 第174話)
それは、いったいなぜだったのでしょうか?
黒死牟は、八十を超えた双子の弟・継国縁壱を目の前にした時に
「…有り得ぬ 何故生きている?」
「皆死ぬはずだ 二十五になる前に 何故お前は… 何故お前だけが」
と言っていましたが…
継国縁壱は、それに対して何も応えていませんでしたし…(鬼滅の刃20巻 第174話)
「鬼滅の刃」作品中でも継国縁壱だけが、痣を持ちながら、なぜ八十を超えるまで生きることができた理由を特に説明してはいませんでした。
ですから… 継国縁壱だけが、痣を持ちながら、二十五をはるかに超え、八十を超えるまで生きることができたのかを考えていってみたいと思います。
痣を持ちながら継国縁壱が八十を超えるまで生きたのはなぜだったのか?
継国縁壱は生まれながらにして痣を持っていた
継国縁壱は、生まれながらにして痣を持ち、生まれつきの特別な視覚とそれに即応できる身体能力を持っていました。(鬼滅の刃20巻 第177話)
ですから… 全集中の呼吸を極めた者達が、身体に多大な負荷をかけ、寿命の前借りをして身体能力を飛躍的に高めているのとは違い…
継国縁壱は、特に身体に負荷などかけることなく… したがって、寿命の前借りをすることもなく、後天的に痣を発現させた者たちと同等以上の身体能力を発揮できていたのではないかと思います。
そのために継国縁壱は、後天的に痣を発現させた者たちとは違い、八十を超えるまで生きることができたのではないでしょうか?
後天的に痣を発現させた者たちは寿命を前借りし、継国縁壱に近づいていた!?
継国縁壱は、生まれながらにして痣を持ち、特別な視覚とそれに即応できる身体能力を持っていたために寿命の前借りをすることなどなく…
人間離れした強さを発揮することができ、鬼舞辻無惨さえも圧倒したわけですが…(鬼滅の刃21巻 第187話)
継国縁壱ほどの力を生まれながらには持てなかった者たちが、寿命を大きく削る代わりに継国縁壱に近い力を発揮できるようになった時に発現するのが痣だったとも言えるのではないでしょうかね?
継国縁壱は確かに八十を超えるまで生きることはできたが…
他の痣の者たちとは違い、確かに継国縁壱は、八十を超えるまで生きることはできました。それは間違いありません。
ですが… 鬼舞辻無惨と出会った瞬間に自分が、無惨を倒す為に生まれてきたのだとわかったにも拘わらず…(鬼滅の刃21巻 第186話)
結局、鬼舞辻無惨を倒すことはできずに逃げられてしまい…(鬼滅の刃21巻 第187話)
その後、二度と鬼舞辻無惨を討つ機会を得られぬまま、生きることになった継国縁壱の生涯は…
その時代の平均寿命をはるかに上回る長さのものだったとはいえ、けっして幸福度の高いものだったようには思えませんね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。