呪術廻戦考察 世界を断つ斬撃が宿儺の最強の決め技になるのか?
宿儺の「世界を断つ斬撃」で五条悟は真っ二つにされた!
現代最強の術師・五条悟と史上最強の術師・宿儺の最強対決は、宿儺が五条悟を真っ二つにして決着がつきましたが…
無下限呪術によって無限を現出し、不可侵を実現できる五条悟を真っ二つに斬ったのは、宿儺の「世界を断つ斬撃」でした。
宿儺は魔虚羅に不可侵を破るための手本になることを期待していました。
ですが、最初に不可侵に適応した時、不可侵を中和無効化するように自らの呪力を変質させましたが、それは宿儺にはできないことでしたが…
魔虚羅の二度目の不可侵への適応は、術式対象の拡大であり、術式対象を五条悟ではなく、空間存在・世界そのものまで拡張して斬ることでした。
そして、この不可侵など関係なく、空間・世界ごと存在を分断する魔虚羅の「世界を断つ斬撃」は宿儺の良い手本となり…
宿儺が繰り出した「世界を断つ斬撃」によって五条悟は真っ二つに斬られてしまいました。(呪術廻戦 第236話)
宿儺は領域展開「伏魔御廚子」で倒せなかった五条悟を「世界を断つ斬撃」で倒したのだから…
宿儺にとって領域展開「伏魔御廚子」(ふくまみづし)は最大・最強の必殺技だったはずですが…
その「伏魔御廚子」でも五条悟を倒すことはできませんでした。
そして、五条悟を現代最強たらしめていた無下限呪術による不可侵を「世界を断つ斬撃」によって破り、真っ二つにしたわけですから…
この新たに修得した「世界を断つ斬撃」こそが、今後は宿儺の最強の決め技ということになっていくのでしょうかね?
世界を断つ斬撃が宿儺最強の決め技となる?ならない?
宿儺は「世界を断つ斬撃」を鹿紫雲一に対しても繰り出していたが…
宿儺は、五条悟を「世界を断つ斬撃」によって倒した後、鹿紫雲一(かしもはじめ)に対しても「世界を断つ斬撃」を繰り出していました。(呪術廻戦 第238話)
ですが… 鹿紫雲一を倒すために必要だったために「世界を断つ斬撃」を繰り出したというわけではなく、宿儺に対して
「宿儺 オマエは最強になったのか? それとも生まれながらに最強だったのか?」
「弱さを知らずにどうやって他人と関わる どう他者を慈しむ 俺にはできなかった 自分以外の人間は脆い土塊(つちくれ)でしかなかった」
「教えてくれ 強さとは孤独なのか 際限なく力の発露を求め彷徨い続けることが強者に課せられた罰なのか?」
と問いかけた上で術式終了後に肉体が崩壊することを承知の上で肉体を作り変えて挑んできた鹿紫雲一(呪術廻戦 第237話)のことが気に入ったから…
五条悟を真っ二つにした「世界を断つ斬撃」を披露する気になったのではないでしょうかね?
「世界を断つ斬撃」は無下限呪術使い以外に対しては必要ない!?
「世界を断つ斬撃」は、五条悟を真っ二つにしてしまったことからもわかるように確かに非常に強力な技ですが…
無限を現出し、不可侵を実現できる無下限呪術使い=五条悟を倒すためにこそ必要出会った技であり…
不可侵を実現できる無下限呪術使い以外の相手に対しては、必要となる技ではないはずです。
不可侵を実現できない相手は、何も空間・存在ごと斬る必要などなく、その存在だけを斬れれば、事足りるわけですからね!
ですから… 「世界を断つ斬撃」が必ずしも宿儺の最強の決め技ということには、ならないのではないかと思います。
とはいえ… 鹿紫雲一に対しても繰り出してきたように今後も宿儺が、「世界を断つ斬撃」を繰り出してくることはありそうな気はしますが。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~24巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦刃公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
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