入れ替わりの血戦を黒死牟に挑んだ鬼たちがいた! 鬼滅の刃考察
入れ替わりの血戦=鬼たちの下剋上を可能にしていたシステム
上弦の参・猗窩座(あかざ)が上弦の弐・童磨(どうま)の頭部をいきなり真っ二つにしてしまった時、上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)は
「猗窩座… お前は… 度が過ぎる…」
と言って猗窩座をたしなめていました。
そして、童磨が余裕タップリに
「良い良い黒死牟殿!! 俺は何も気にしない」
と言うと、今度は黒死牟は童磨に
「お前の為に言っているのではない… 序列の乱れ…… ひいては従属関係に皹(ヒビ)が入ることを憂いているのだ…」
と言い、さらに続けて猗窩座に
「猗窩座よ… 気に喰わぬのならば入れ替わりの血戦を申し込むことだ…」
と言っていました。(鬼滅の刃12巻 第99話)
この事によって自分よりも上位の鬼に対し戦いを挑み、戦いを挑んだ者が勝者となれば、挑まれた者の入れ替わりに昇格ができるというシステムがあると判明しました。
入れ替わりの血戦で挑戦者を三度退けていた黒死牟
十二鬼月の最上位=上弦の壱でずっとあり続けてきた黒死牟は、過去に三回、入れ替わりの血戦を挑まれた事が「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」の142ページで明かされています。
また、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」の142ページの記述では
■入れ替わりの血戦を黒死牟に挑んだ者のうちの一名は猗窩座
■入れ替わりの血戦を申し込み、通常、敗れた鬼は、勝った鬼に喰われ吸収されるが、鬼舞辻無惨の許可があれば勝った鬼が敗れた鬼を喰わない事も可能となる
などといった事もわかっています。
入れ替わりの血戦を黒死牟に挑んだ猗窩座以外の鬼たちはどうなった?
鬼舞辻無惨も猗窩座のことを黒死牟に喰わせたくはなかった!?
猗窩座のことを気に入っていたらしい黒死牟は、入れ替わりの血戦に挑んできたところを退けたからといって猗窩座を喰う気になど全くならなかったでしょうが…
鬼舞辻無惨としても実は猗窩座を黒死牟に喰わせたくはなかったのではないかと思います。
猗窩座ほどの強い鬼は、鬼舞辻無惨といえどもそうそう簡単に作り出すことはできなかったでしょうから…
戦力としての猗窩座を失うことは鬼舞辻無惨にとってもかなりの痛手だったはずです。
また、猗窩座が女を喰わない事も女の命を奪わない事も鬼舞辻無惨は許していたようですから…(鬼滅の刃18巻 第157話)
鬼舞辻無惨にとって猗窩座ほけっこうお気に入りだったのではないかとも思われますしね!
入れ替わりの血戦を黒死牟に挑んだ猗窩座以外の鬼たちは黒死牟に喰われた!?
では… 猗窩座以外の入れ替わりの血戦を黒死牟に挑んだ鬼たちは、いったいどうなったのでしょうか?
入れ替わりの血戦を挑み、敗れた鬼は、勝者となった鬼に喰われ、吸収されるのが通常であって…
敗れた猗窩座が黒死牟に喰われなかったのが例外的な措置であったようですから…
猗窩座以外の黒死牟に入れ替わりの血戦を挑んだ鬼たちは、やはり黒死牟に喰われてしまったと考えるべきなのでしょうかね?
お気に入りの猗窩座以外の鬼であっても黒死牟であれば、自分に入れ替わりの血戦を挑んできた鬼たちの気概を評価し、その鬼たちを生かしておこうとするような気もします。
ですが… 鬼舞辻無惨が、そう簡単にはルールの例外を認めようとはしないようにも思えますので…
やはり猗窩座以外の黒死牟に入れ替わりの血戦を挑んだ鬼たちは、黒死牟によって喰われてしまった可能性が高そうな気はしますね!
【鬼滅の刃考察の他の記事】
鬼滅の刃考察|産屋敷輝哉のカリスマ性はカルト教団の教祖のよう?
鬼滅の刃考察|宇髄天元・時透無一郎・伊黒小芭内はなぜ人を見下す?
鬼滅の刃考察|下弦程度の力を持つ鬼と下っ端隊士が戦えていた件
鬼滅の刃考察|上弦の陸・堕姫と下弦の壱・魘夢どちらの方が強い?
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。