飛影と蔵馬が魔界統一トーナメントで戦っていたら勝者は? 幽☆遊☆白書考察
飛影と蔵馬は人間界にやって来る前、元々はA級妖怪だった
仙水忍のパートナーだった樹は、妖怪・裏男に飲み込ませることによって飛影、蔵馬、桑原を亜空間に閉じ込めていた時に飛影と蔵馬に対して
「飛影 蔵馬 お前達はもともとA級クラスの妖怪だろう? それぞれ事情で今は違うみたいだが」
と言っていました。(幽☆遊☆白書18巻 全てが止まった瞬間(とき)!!の巻)
この樹の言葉によって飛影と蔵馬が、人間界にやってくる前はA級妖怪だったという事が明らかになりました。
霊体の状態で人間の.受精体に憑依融合した蔵馬
蔵馬は、霊界特別防衛隊によって深手を負わされ、人間界に霊体の状態で逃げ、生命になる寸前の受精体に憑依し、以降、人間=南野秀一として生きてきました。(幽☆遊☆白書3巻 母と子の絆!!の巻 幽☆遊☆白書17巻 一対一(サシ)再び!!の巻)
人間と融合したことによって魔界にいた時はA級妖怪だった蔵馬は、その強さを失ってしまっていましたが…
後に黄泉の下でナンバー2の座に何百年もの間い続けた鯱を軽々倒してしまうほどに強くなっています。(幽☆遊☆白書18巻 それぞれの一年 蔵馬 後編)
酎、鈴駒、陣、凍矢、鈴木、死々若丸に特別な薬草を与え、なおかつ彼らを幻海の下で修行させることによって全員を妖力値10万P以上のS級妖怪にまでさせた蔵馬ですから…(幽☆遊☆白書18巻 それぞれの一年 蔵馬 後編)
自分も酎、鈴駒、陣、凍矢、鈴木、死々若丸に与えたのと同じ薬草を摂り、酎たちと同じような特訓をして、かつて魔界にいた頃の自分をはるかに凌ぐ強さを手に入れたのでしょう。
邪眼の移植を受けて妖力を失った飛影
A級妖怪だった飛影は、邪眼の移植手術を受けたことによって妖力が赤子同然に一度下がっています。
飛影に邪眼の移植手術を施した時雨によれば
「移植は能力変化 すなわち「生まれ変わり」を意味する 故に前の妖力も赤子同然に落ちこむ」
ということらしいです。(幽☆遊☆白書18巻 それぞれの一年 飛影 前編)
そして… コエンマは、霊界が飛影のことを幽助と戦った時はD級の上位、暗黒武術会が終わった時点ではB級の上位とランクづけしていたと明かしていましたが…(幽☆遊☆白書14巻 虎穴に入らずんば…!!の巻)
軀からの誘いに応じて魔界に戻った飛影は、半年後にはA級妖怪が束になってかかっても敵わない強さとなり…(幽☆遊☆白書18巻 それぞれの一年 飛影 前編)
さらにその半年後には軀の筆頭戦士の地位を固めていました。(幽☆遊☆白書18巻 それぞれの一年 飛影 後編)
魔界統一トーナメントでもしも飛影と蔵馬が戦っていたらどちらが勝者に?
魔界統一トーナメントでの飛影と蔵馬
魔界統一トーナメントで飛影は軀に、蔵馬は九浄(雷禅のケンカ友達の一人)にそれぞれ三回戦で敗れています。(幽☆遊☆白書19巻 宴のあと)
飛影も蔵馬も優勝候補の実力者に敗れたのですから三回戦での敗北は無理ないところでしたが…
もしも魔界統一トーナメントで飛影と蔵馬が戦うことになっていたら、はたしてどちらが勝っていたでしょうか?
時雨に苦戦を強いられた蔵馬に飛影が圧勝!?
蔵馬は魔界統一トーナメントの二回戦で時雨に勝ったものの三回戦で九浄に敗れた事を振り返って桑原に
「オレは二回戦で完全燃焼してましたよ 時雨に勝ったことさえ今じゃ不思議ですから」
と語っていました。(幽☆遊☆白書19巻 宴のあと)
この言葉からすると蔵馬は時雨を相手にした戦いでかなり苦戦を強いられたようですね。
その時雨とは飛影も軀の誘いに応じて魔界にやって来て半年の時点で戦っていて、その時は相討ちになっていました。
軀は常に77人の戦士を側近としていましたが、時雨はその77人の中では一番弱い戦士でしたが…
そんな時雨と相討ちになった飛影は、その後の半年で軀の側近の中で一番強い戦士へと急成長していました。(幽☆遊☆白書18巻 それぞれの一年 飛影 前編・後編)
ですから、もしも魔界統一トーナメントの時点でもしも飛影が時雨と再び戦っていたら、おそらく飛影は時雨に圧勝していたはずです。
ですから、時雨をモノサシ代わりにして考えますと、もしも魔界統一トーナメントで飛影と蔵馬が戦っていたら…
飛影が蔵馬に圧勝していたのではないかと推察できますかね。
妖力値で考えると蔵馬が飛影に勝利した可能性もあるかも…
ですが… 鯱を返り討ちにした時に蔵馬の妖力値は15万2000になっていました。(幽☆遊☆白書18巻 それぞれの一年 蔵馬 後編)
飛影の前に軀の筆頭戦士だった奇淋の妖力値は8万9500でしたから、もしも飛影ではなく蔵馬が軀の側近になっていたとしても筆頭戦士になれていたということになります。
軀の筆頭戦士となった飛影の妖力値が明かされたことはありませんでしたが…
妖力値から考えると魔界統一トーナメントでもしも戦っていたら蔵馬が飛影に勝っていた可能性も十分にあったのではないかとも思えます。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「幽☆遊☆白書」1~19巻を資料にしています。
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