呪術廻戦考察 折本里香は解呪されたはず では、その後のリカは?
折本里香は解呪されたはずだが…
「呪術廻戦」の前日譚である「東京都立呪術専門学校」は、「呪術廻戦」が週刊少年ジャンプに連載される前にジャンプGIGAに連載されましたが…
現在は、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」としてコミックスが発刊されています。
「東京都立呪術専門学校」の主人公は乙骨憂太でしたが…
乙骨は特級過呪怨霊・折本里香に取り憑かれていました。
ですが、「東京都立呪術専門学校」の物語の中で乙骨は、折本里香の解呪に成功していましたので…
もう折本里香が、乙骨の前に現れることはないと思っていました。
リカが乙骨の前に登場!
ですが… 「呪術廻戦」第141話には、虎杖悠仁と戦っていた乙骨の前に「リカ」と呼ばれる何者かが現れ…
乙骨は、この「リカ」のことを式神のように操っていました。
そして、この「リカ」の姿は、「東京都立呪術専門学校」で過呪怨霊として乙骨に取り憑いていた折本里香のそれのようにも見えましたが…
はたして、あの「リカ」は解呪されたはずの折本里香だったのでしょうか?
それとも、あの「リカ」は折本里香とは別の何かだったのでしょうか?
考えていってみたいと思います。
「リカ」は折本里香なのか? 別の何かなのか?
折本里香は完全に成仏したはず
特級過呪怨霊としての恐ろしい姿が崩れ、少女の姿となった折本里香は
「憂太 ありがとう」
「時間もくれて ずっと側においてくれて」
「里香はこの6年が生きてる時より幸せだったよ」
「バイバイ元気でね」
「あんまり早くこっちにきちゃダメだよ?」
「またね」
と言って、この世界から旅立っていきました。(呪術廻戦0巻 最終話)
折本里香は、乙骨とシッカリお別れし、あの世へと旅立っていったのは確実だと思います。
ですから… その後、乙骨の前に現れた「リカ」が折本里香ということは、絶対にあり得ないはずです。
乙骨が、一度は成仏したはずの折本里香をあの世から呼び戻し、自らの式神のようにして使っているなどということは、絶対に考えられませんからね。
乙骨は折本里香のことは「里香ちゃん」と呼んでいた
乙骨は、折本里香のことは一貫して「里香ちゃん」と読んでいましたが…(呪術廻戦0巻 第1話~)
虎杖と戦っていた時に現れた何かのことは「リカちゃん」と呼んでいました。(呪術廻戦 第141話)
乙骨が「里香ちゃん」とではなく「リカちゃん」と呼んでいた事(漢字表記ではなくカタカナ表記になっていた事)が…
折本里香を解呪後の乙骨の前に現れた「リカ」が乙骨里香ではないということを示唆しているのでははないかと思います。
では「リカ」とは何者なのか?
乙骨が折本里香の解呪に成功した時に五条悟が
「里香が君に呪いをかけたんじゃない 君が里香に呪いをかけたんだ」
と乙骨に対して言っていました。(呪術廻戦0巻 最終話)
「呪術師の家系でもない女児の呪いが どうしてあそこまで莫大なものになったのか」
という事は、五条にとっても謎だったようですが…(呪術廻戦0巻 第2話)
菅原道真の子孫である乙骨の持つ呪力が、折本里香を強大な存在とさせていたということなのだと思います。
そして… 折本里香は間違いなく成仏し、もうこの世にはいないはずですが…
特級過呪怨霊・折本里香の残穢(ざんえ)は、彼女の呪いをこめていた刀(呪術廻戦0巻 第2話~)に残っていた可能性がありそうですから…
折本里香の残穢を元に乙骨が、その呪力によって作り出し、式神的に使っているのが、「リカ」なのかもしれないですね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。