鬼滅の刃考察 継国縁壱に敗れたことで鬼舞辻無惨は変わった?
継国縁壱に敗れた鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨は、継国縁壱によって頸を斬られると、自らの肉体が再生しないことに困惑していたようですが…
継国縁壱が止めを刺そうとしたところで、自らの肉体をバラバラにし弾き飛ばしました。
その時に散らばった千八百の肉片のうちの千五百以上を継国縁壱は、その場で斬りましたが…
合わせれば人間の頭ほどになる小さすぎる肉片を逃がしてしまったために鬼舞辻無惨は生き延びてしまいました。
鬼舞辻無惨に止めを刺し損なってしまった継国縁壱に珠世は、無惨はもう縁壱が亡くなるまで姿を現さないだろうと言っていたようですが…(鬼滅の刃21巻 第187話)
そのとおりになったですね。
鬼舞辻無惨が継国縁壱の前に現れなかったのは当たり前
鬼舞辻無惨は、継国縁壱に敗れるまでは敗北というものを知らなかったでしょうから…
もしも、鬼舞辻無惨が、誇り高き武人でしたら、自分の力を高め、自分に敗北の屈辱を与えた継国縁壱にリベンジをしようとしたでしょうね。
ですが、鬼舞辻無惨は、誇り高き武人などではなく、生き延びる事・生き続ける事に執着する生命体ですから…
継国縁壱が亡くなるまで二度と彼の前に現れなかったのが当然なのでしょう。
継国縁壱が亡くなった後に鬼舞辻無惨がとった行動は…
ジャンプコミックス「鬼滅の刃」21巻の巻末に掲載されている「戦国コソコソ話②」で…
継国縁壱が亡くなった後、鬼舞辻無惨が動き出し、縁壱が日の呼吸を教えていた剣士たちの命を奪ってしまったことが明かされています。
継国縁壱に敗れ、もう少しで完全に滅されてしまうところまで追い詰められた鬼舞辻無惨は、それだけ縁壱の剣技=日の呼吸の剣技を恐れていたということなのでしょう。
そして、継国縁壱によって滅せられる恐怖を味わったことによって鬼舞辻無惨は変わったのではないでしょうかね?
継国縁壱に敗北し味わった恐怖が継国縁壱を変えた!?
鬼舞辻無惨が十二鬼月を作ることにしたのは継国縁壱に敗北したため?
狛治を鬼=猗窩座とした時に鬼舞辻無惨は
「十二体程 強い鬼を造ろうと思っているんだ」
と言っていましたが…(鬼滅の刃18巻 第155話)もしも継国縁壱に敗れ、滅せられる寸前のところまで追い詰められることがなかったら…
鬼舞辻無惨が「十二体の強い鬼」=十二鬼月を造ろうと思うようなことはなかったかもしれませんね。
継国縁壱に敗れることなく、自分の強さに絶対の自信を持ったままだったら、何も強い鬼を造り、配下とすることによって自らの戦力をアップさせる必要を鬼舞辻無惨は感じなかったのではないかとも思えますからね。
もっとも… 鬼舞辻無惨が継国縁壱に敗れてから十二鬼月を造り始めるまでには、だいぶ時間が流れてはいましたけれどもね。
継国縁壱に敗れて以降、鬼舞辻無惨はより生き延びる事・生き続ける事に執着するようになった!?
鬼殺隊の隊士たちとの最終決戦の際に逃走を始めた鬼舞辻無惨のことを見て炭治郎は
「そうだ 当然だ 無惨は誇りを持った侍でもなければ 感情で行動する人間でもない」
「無惨は生きることだけに固執している生命体 夜明けも近く 命が脅かされれば逃亡することにも一切の抵抗がない」
と心の声で言っていました。(鬼滅の刃22巻 第195話)
元々鬼舞辻無惨は誇り高き武人などではなく、生き続けることに執着する生命体ではあったでしょうが…
継国縁壱に敗れ、滅せられる寸前まで追い詰められて以降、それまで以上により生き続けることに強く執着するようになったのではないでしょうかね!?
なにしろ鬼となって以降、忘れていた命を失う恐怖を鬼舞辻無惨は継国縁壱に敗れた時に久しぶりに(鬼になったからは初めて)味わったはずですからね。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。