呪術廻戦考察 禪院直毘人の息子・禪院直哉への評価は低かった?
五条悟の状態次第で禪院家27代当主が代わる禪院直毘人の遺言状
禪院直毘人が遺した遺言状の前半に記されていた内容は、禪院家27代目当主に自分の息子である禪院直哉を指名するという予定調和的な内容のものでした。
ところが、その後半に
ただし なんらかの理由で五条悟が死亡または意思能力を喪失した場合 伏黒甚爾との誓約状を履行し伏黒恵を禪院家に迎え 同人を禪院家当主とし全財産を譲るものとする
という意外な内容が記されていました。
では、五条家のことが大嫌いな禪院直毘人が指名する禪院家27代目当主が、なぜ五条悟の状態によって代わってくるようになったのでしょうか?
伏黒恵が禪院恵になるのを阻んだのは五条悟
禪院家に入るはずだった伏黒恵
禪院の血を引いていて、なおかつ父・伏黒(禪院)甚爾と違い、十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)という術式を持つ伏黒恵は、本来ならば禪院家に迎え入れられることになっていました。
ですが、その伏黒恵の禪院家入りを阻止したのが、五条悟でした。(呪術廻戦7巻 第59話・呪術廻戦9巻 第79話)
五条悟が、具体的にどのような手を打って伏黒恵の禪院家入りを阻止したのかという事の詳細は「呪術廻戦」作品中に描かれていませんでしたが…
五条悟が亡くなるか意思能力を喪失した時には、伏黒恵を禪院家に迎え入れる事が可能になるようになっていたのではないでしょうか?
そうだとすれば…
なんらかの理由で五条悟が死亡または意思能力を喪失した場合 伏黒甚爾との誓約状を履行し伏黒恵を禪院家に迎え 同人を禪院家当主とし全財産を譲るものとする
と禪院直毘人が、自らの遺言書に記していたことが納得できるようになってきますね。
禪院直毘人は可能ならば息子・禪院直哉ではなく伏黒恵を次期当主にしたかった
禪院直毘人は、自分の息子・禪院直哉ではなく、本当は、術式・十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)を持つ伏黒恵を禪院家の次期当主にしたかったのでしょう。
ですが、五条悟によって伏黒恵を禪院家に迎え入れることを阻まれてしまったため、仕方なく次期当主に息子・禪院直哉を指名することにしたものの…
五条悟が亡くなるなり意思能力を喪失するなりして、伏黒恵を禪院家に迎え入れることが可能になった場合…
禪院家の次期当主は、息子・禪院直哉ではなく伏黒恵にしたいと考えていたということなのでしょう。
禪院直毘人の息子・禪院直哉への評価は低かった?
術式・十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)を持つ伏黒恵のことを禪院直毘人が非常に高く評価していたということなのかもしれませんが…
おそらく禪院直毘人は、息子・禪院直哉のことを他の兄弟よりはマシとは思っていても、あまり高く評価はしていなかったのでしょう。
そして、禪院直毘人は、自分の息子を次期当主に据えることよりも禪院家の繁栄を優先して考えていたのではないでしょうかね!?
遺言書は偽造されていた!?
五条悟の状態次第で禪院家27代目当主を伏黒恵にするという遺言書は実は偽造されたもので…
禪院直毘人の意志(遺志)を反映したものではなかったなどということも考えられなくはないかもしれませんね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・芥見下々著「呪術廻戦」1~18巻、「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」「呪術廻戦公式ファンブック」、週刊少年ジャンプなどを資料にしています。
本文中( )内に呪術廻戦○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。