刀鍛冶の里に玉壺と一緒に半天狗が送られたのはなぜ? 鬼滅の刃考察
刀鍛冶の里を見つけ出したのは玉壺
上弦の陸・妓夫太郎(ぎゅうたろう)と堕姫(だき)が倒された後、鬼舞辻無惨は、上弦の鬼達を招集しましたが…
百十三年振りに上弦の鬼を倒され、不機嫌だった鬼舞辻無惨は、産屋敷一族や青い彼岸花に繋がる情報を彼らが何百年も得られずにいることを責めています。
そして、この時、産屋敷一族が率いる鬼殺隊にとって重要な存在である刀鍛冶の里についての情報をちょうど得たばかりのところだった上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)が
「貴方様の望みに一歩近づくための情報を私は掴みました ほんの今しがた……」
と言っても鬼舞辻無惨は
「まだ確定していない情報を嬉々として伝えようとするな」
などと言って、せっかく彼が待ち続けていた情報を得ていた玉壺のことを全く褒めようとはしませんでした。(鬼滅の刃12巻 第98話)
刀鍛冶の里に玉壺だけでなく半天狗も向かわせた鬼舞辻無惨
そして、その直後に鬼舞辻無惨は
「玉壺 情報が確定したら半天狗(はんてんぐ)と共に其処へ迎え」
と言って玉壺が見つけ出した刀鍛冶の里に玉壺だけでなく、上弦の肆である半天狗も一緒に向かわせたわけですが…(鬼滅の刃12巻 第98話)
なぜ、この時、鬼舞辻無惨は、玉壺が情報を得た場所に玉壺だけではなく半天狗も向かわせるようにしたのでしょうか?
考えていってみたいと思います。
なお、この時、玉壺は自分が掴んだ情報が刀鍛冶の里の場所だという事を鬼舞辻無惨に話してはいませんでしたが…
鬼たちの心を読むことができる鬼舞辻無惨ならば、玉壺が話さずとも玉壺が刀鍛冶の里の場所を見つけ出した事を把握していたのかもしれません。
鬼舞辻無惨はなぜ刀鍛冶の里に玉壺と一緒に半天狗を活かせたのか?
半天狗が潜入を得意にしていたから!?
「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」の156ページ(半天狗についてのページ)の「隠(カクシ)が調査した無惨の視点」には
潜入を得意とするため重要な任務に派遣。鬼舞辻の悲願である太陽克服の情報に迫り賛辞を受けた。
と記されています。
結果としては、半天狗を刀鍛冶の里に行かせた事が、禰豆子が太陽を克服したという情報につながりましたが…(鬼滅の刃15巻 第126話~第127話)
刀鍛冶の里からは鬼殺隊・産屋敷一族につながる情報の方を得られる可能性が高かったはずですから…
その情報を得られる可能性をより高めるために鬼舞辻無惨は潜入を得意とする半天狗を刀鍛冶の里に行かせることにしたのかもしれないですね!?
玉壺だけでなく半天狗も同行させたのは悪い流れを確実に断ち切るため!?
音柱・宇髄天元と竈門炭治郎、禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助らが上弦の陸・妓夫太郎と堕姫を倒した時に鬼殺隊当主である産屋敷耀哉は
「百年!! 百年もの間変わらなかった状況が今変わった」
「あまね わかるか これは“兆し”だ 運命が大きく変わり始める」
「この波紋は広がってゆくだろう 周囲を巻き込んで大きく揺らし やがては あの男の元へ届く」
と言っていました。(鬼滅の刃11巻 第97話)
上弦の鬼を百十三年振りに倒せた事でいい流れが鬼殺隊の側にきていることを産屋敷耀哉は感じとっていたわけですが…
その全く逆に鬼舞辻無惨は、自分の方に悪い流れがきていることを感じとり、だからこそ上弦の鬼たちを集めた時も不機嫌になっていたのではないでしょうかね?
そうだとすれば、鬼舞辻無惨は、悪い流れがきていて上弦の陸・妓夫太郎と堕姫に続いて上弦の伍・玉壺も倒されそうな予感があり…
それを阻止し、悪い流れを断ち切るために上弦の伍・玉壺だけではなく、上弦の肆・半天狗も刀鍛冶の里に行かせることにしたのかもしれないですね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。