鬼滅の刃考察 産屋敷輝哉の自爆は鬼殺隊を奮起させるためだったのか?
産屋敷輝哉が自爆後に鬼舞辻無惨は…
産屋敷輝哉が妻あまねと二人の子供たちを道連れにして自爆した後、その爆発に巻き込まれた鬼舞辻無惨は
「あの男の顔!!」
「仏のような笑みを貼りつけたまま 己と妻と子供諸共 爆薬で消し飛ばす!!」
「私は思い違いをしていた 産屋敷という男を人間にあてる物差しで測っていたが あの男は完全に常軌を逸している」
「何か仕掛けてくるとは思っていた しかし これ程とは」
「爆薬の中にも細かい撒菱のようなものが入っていて殺傷力が上げられている 一秒でも私の再生を遅らせる為に」
「つまりまだ何かある 産屋敷は この後まだ何かするつもりだ」
「人の気配が集結しつつある 恐らくは柱 だが これではないもっと別の何か 自分自身を囮に使ったのだ」
と心の声で言っていました。(鬼滅の刃16巻 第138話)
産屋敷輝哉は自分を囮にすると同時に自分の命を使って鬼殺隊を奮起させようとしていた?
鬼舞辻無惨が、そう思っていたように産屋敷輝哉が自らを囮にして無惨に対して罠を仕掛けたことは間違いありませんが…
産屋敷輝哉は、自分を囮にして鬼舞辻無惨の肉体にダメージを与えることだけではなく…
自らの命を犠牲にすることによって、鬼殺隊の者たちを奮起させ、彼らに持てる力以上のプラスアルファーの力を出させようともしていたのではないでしょうかね?
産屋敷輝哉は自分を囮にすると同時に自分が犠牲になることで鬼殺隊を奮起させようとしていた?
産屋敷輝哉の最期の言葉
産屋敷輝哉は、自分の屋敷にやって来た鬼舞辻無惨に対して
「私を殺した所で鬼殺隊は痛くも痒くもない 私自身はそれ程重要じゃないんだ」
と言っていましたが… 最後の最後、自爆を決行する直前に
「最期に… ひとつだけいいかい?」
「私自身はそれ程重要でないと言ったが… 私の死が無意味なわけではない」
「私は幸運なことに鬼殺隊… 特に柱の子たちから慕ってもらっている」
「つまり私が死ねば今まで以上に鬼殺隊の士気が上がる…」
と言っています。(鬼滅の刃16巻 第137話)
この産屋敷輝哉の最期の言葉からは、彼が自らの命を犠牲にすれば、その事によって鬼殺隊の者達… 特に自分を慕っている柱の者達の士気をさらに高め…
彼らに持てる以上のプラスアルファーの力を発揮させることができるということを確信していたように思えます。
産屋敷輝哉は残り僅かになっていた自分の命を最大限に活用した
産屋敷輝哉は、自爆する半年も前に医者からは、あと数日の命と言われていたようですし、鬼舞辻無惨からは
「醜い 何とも醜い お前からはすでに屍の匂いがするぞ産屋敷よ」
と言われてしまっていたくらいですから…(鬼滅の刃16巻 第137話)
その命が、残りあと僅かな状態になっていたことは間違いありません。
ですが、その残り僅かになっていた命を使って
■鬼舞辻無惨に爆発による物理的ダメージを与える
■珠世たちが開発した薬を無惨の体に入れる
■鬼殺隊の隊士(特に柱)の士気を高め、彼らにプラスアルファーの力を発揮させる
ということをやってのけたわけですから…
産屋敷輝哉は、自らの残り僅かとなっていた命を最大限に有効活用したと言っていいでしょうね!
もしも鬼舞辻無惨が産屋敷輝哉のところにやって来るのが、もう少し遅れていたら?
医者からは、自爆を決行する半年も前にあと数日の命と言われ、鬼舞辻無惨には「屍の匂いがする」とまで言われてしまっていたくらいですから…
産屋敷輝哉は、鬼舞辻無惨が彼のところにやって来るのが、もう少し遅れていたら、自爆の機会を迎えることができず…
自らの命を有効活用できずに亡くなることになってしまっていたのでしょうかね?
そうなのかもしれませんが… 医者からあと数日の命と言われてから半年も生き続けていた産屋敷輝哉は、鬼舞辻無惨がやって来るまでは執念によって生き続けていたのかもしれませんね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。