鬼滅の刃考察 炭治郎は柱になっていた? もしも鬼殺隊が存続していたら…
炭治郎は柱にはならなかったが…
「鬼滅の刃」の主人公である竈門炭治郎は、鬼殺隊最高位の剣士=柱となることはありませんでした。
ですが、もしも、鬼舞辻無惨を倒すまでにもう少し時間がかかり、鬼殺隊が存続し続けていたとしたら…
炭治郎は柱になることができていたでしょうか?
それとも、もう少し鬼殺隊が存続し続けていたとしても炭治郎は柱になることができなかったでしょうか?
考えていってみたいと思います。
炭治郎は鬼殺隊が存続していたら柱になっていたのか?
炭治郎は柱に匹敵する力を持っていた!?
無限城で上弦の参・猗窩座と戦っている炭治郎のことを見ながら水柱・冨岡義勇は
「お前のその実力は柱に届くと言っても過言ではない」
と心の声で言っていました。(鬼滅の刃17巻 第147話)
そして、猗窩座との戦いの中で猗窩座が求めていた至高の領域=無我の境地に到達した炭治郎は、猗窩座の頸を斬り落としています。(鬼滅の刃18巻 第153話)
ですから、その後、もしも鬼殺隊が存続し続けていたとしたら…
炭治郎は、柱になってもおかしくはないだけの実力はあったと言っていいうでしょう。
炭治郎は柱になる条件を満たしていなかった!?
ですが… 炭治郎は、おそらく柱になるための条件を満たしてはいなかったようなんですよね!
「鬼滅の刃」11巻に掲載されている「鬼殺隊QアンドA」で
「どうやったら柱になれまっか?」というQへのAは
「十二鬼月を倒す、もしくは鬼を五十体倒すといいでっせ」と…
「柱が空席になった時は、階級が“甲”の中から選ばれるんやな?」というQへのAは
「そうやで。せやけど実力が達してへんとやっぱり柱になれへんのや」となっていました。
この二つの「QアンドA」の内容からすると柱になるためには
■階級が甲になっている
■十二鬼月を倒すか五十体以上の鬼を倒すかする
という条件を満たしていなければならないということになりそうです。
炭治郎は、下弦の伍=累、下弦の壱=魘夢、上弦の陸=堕姫・妓夫太郎、上弦の肆=半天狗、上弦の壱=猗窩座と戦ってはいますが…
炭治郎が一人だけで十二鬼月を倒したことはありませんね。
とはいうものの… 上弦の参=猗窩座の頸を斬り落とすなど十二鬼月を倒すのにこれだけ貢献してきたわけですから…
「十二鬼月を倒す」という条件は満たしていたと見做してもいいのではないかと思います。
問題なのは階級の方ですが…
「鬼滅の刃」連載終了後(=作品完結後)に発刊された『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』で炭治郎の鬼殺隊での最終的な階級が丙だったことが確認できます。
鬼滅隊には甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十段階の階級がありますが…(鬼滅の刃2巻 第8話)
柱になるためには、この中で一番上の甲になっていなければいけないんですね!
ところが、炭治郎の階級は、その二つ下の丙までしか上がっていませんでした。
ですから… 柱になるための条件を炭治郎は満たしてはいなかったわけです。
それでも炭治郎は柱になれた!?
ですが… 階級が甲になっていなければいけないというのは、あくまで鬼殺隊内でのルールであり、鬼殺隊は公的に認められた組織ではないわけですから…
ルールはあっても、その例外が認められることもあり…
炭治郎は柱になれたのではないでしょうかね?
というか、炭治郎の実力に合わせて階級をいったん甲に上げてから、改めて柱にさせれば例外的措置をとる必要もなかったはずですしね!
【追記】
「鬼殺隊QアンドA」をこの記事を書いた時の私は間違って解釈していて…
実際には十二鬼月を倒すか五十体以上の鬼を倒すかした者が、階級が甲になっていなくても柱になる場合があったのかもしれませんね!
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。