鬼滅の刃考察 禰豆子を生かしたのは鱗滝に予感があったから?
禰豆子を生かしておくことにした鱗滝
元水柱の育手・鱗滝左近次は、冨岡義勇から手紙を受け取り、竈門炭治郎の師となりましたが…
鬼となっていた禰豆子を滅してしまおうとはしませんでした。
そして、それだけではなく鱗滝は、鬼殺隊当主・産屋敷耀哉に宛てて
炭治郎が鬼の妹と共にあることをどうか御許しください
禰豆子は強靭な精神力で人としての理性を保っています
飢餓状態であっても人を喰わず そのまま二年以上の歳月が経過致しました
俄には信じ難い状況ですが紛れもない事実です
もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は 竈門炭治郎及び鱗滝左近次 冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します
という手紙まで書き、鬼殺隊の者たちが禰豆子を滅してしまおうとするのを防ごうとしていました。(鬼滅の刃6巻 第46話)
禰豆子が人を襲わないと鱗滝が感じとっていたことは間違いないが…
鱗滝が禰豆子を滅してしまおうとはせずに生かしておくことにしたのは…
禰豆子に接することによって彼女が鬼であるにも拘わらず人を襲わないと感じとったためであるのは間違いないでしょう。
ですが、それだけではなく、もしかしたら鱗滝には、禰豆子は何か特別な存在であり、鬼との戦いを終わらせるために必要な存在になるという予感があったのかもしれません!?
禰豆子が特別な存在になるという予感が鱗滝にはあった!?
鱗滝が最終局面を迎えた時に思っていたこと
鱗滝は、鬼殺隊の者達と鬼舞辻無惨や上弦の鬼達との最終決戦が始まった時に心の声で
この長い戦いが今夜終わるかもしれない
まさかそこに自分が生きて立ちあおうとは
炭治郎 思えばお前が鬼になった妹を連れて来た時から 何か大きな歯車が回り始めたような気がする
今までの戦いで築造されたものが巨大な装置だとしたならば
お前と禰豆子という二つの小さな歯車が嵌まったことにより 停滞していた状況が一気に動き出した
と言っていました。(鬼滅の刃17巻 第147話)
禰豆子がいなければ鬼殺隊は鬼舞辻無惨を滅することができなかった!?
禰豆子が、もしも日光で消滅しない鬼となることなく、完全体となる夢がもう少しで叶うと鬼舞辻無惨が思うことがなかったら…
局面が変わることはなく、鬼殺隊の者達は、それまでと同じように鬼舞辻無惨や鬼たちとの戦いを続けていかなければならなかったかもしれません。
もしも、そうだとすれば、鬼殺隊が、鬼舞辻無惨を滅し、長きにわたる鬼との戦いを終わらせることができたのは禰豆子がいたからこそということになるわけですが…
鱗滝が禰豆子を生かしておくことにしたのは、禰豆子が人を襲わないと確信したからだけではなく…
鬼舞辻無惨との戦いを終わらせるために禰豆子が不可欠な存在になるという予感があったためでもあったのかもしれませんね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。