スパイファミリー91話感想&考察PART1 メリンダ・デズモンドの言葉
ヨルとメリンダ・デズモンドが意外なかたちで再会
12月11日に「少年ジャンプ+」で配信された「スパイファミリー」91話=MISSION:91では、ヨルとメリンダ・デズモンドが意外なかたちで再会していましたね!
傷病軍人チャリティーバザーの手伝いに引っ張り出されたヨルたち市役所職員が、愛国婦人会の者達とトラブルを起こしていたところに…
颯爽と現れ、愛国婦人会の者達をたしなめたのが会の会長であるメリンダでした!
メリンダ・デズモンドの言葉
そして、メリンダがヨルとの再会を喜んでいると戦争で父親を失ったミリーが
「デズモンドって戦争始めたやつじゃん!! 極悪人じゃん!! そんなやつの奥さんとまじで友達だったなんて!!」
と叫ぶと、ミリーの言葉には間違いが含まれていて、開戦時の首相はメリンダの夫ドノバン・デズモンドではなかったのにも拘わらず、メリンダは、彼女に謝れとミリーが言われていると
「戦時中 夫が首相であったことは事実ですし その子の憎しみも無理からぬこと 謝らなければいけないのは私の方です」
と言い、さらに愛国婦人会の者に「メリンダさまは何も…」と言われると
「いえ これはデズモンドの妻たる私の責務 退役軍人への支援も もちろん遺族への支援も」
「償いきれるものでないことは重々承知の上です 私にも親はいるし 子の親でもあり 夫の妻でもあります 彼らを失ったらきっと私も誰かを恨むもの」
と言っていました。
スパイファミリー91話感想&考察PART2 メリンダ・デズモンドの言葉からの推察
ドノバン・デズモンドは本当に東西の平和を脅かす人物なのか?
オペレーション〈梟〉(ストリクス)のターゲットである国家統一党総裁ドノバン・デズモンドは、東西の平和を脅かし、東国(オスタニア)を開戦へと導く危険人物と見做されています。
だからこそイーデン校でロイド=〈黄昏〉がドノバン・デズモンドとの接触に成功した際にデズモンドが
「血の繋がった子であろうが しょせんは他人 他人を真に理解するのは不可能だ」
「人と人は結局 永遠に分かり合えん」
と言うとロイドは心の声で
「…だから他国(たしゃ)を武力でねじ伏せるのか? それがおまえの本質か デズモンド…!!」
と心の声で言っていたわけですし…(スパイファミリー7巻 MISSION:38)
そもそもドノバン・デズモンドが東西の平和を脅かす人物と見做されていなければオペレーション〈梟〉のターゲットになることもなかったわけです。
ですが… そのドノバン・デズモンドの夫人メリンダが、上記のような言葉を述べていたとなってきますと…
本当にドノバン・デズモンドが東西の平和を脅かす危険人物なのかどうかが、わからなくなってきますよね!
メリンダ・デズモンドの心に歪みを生じさせたのは…
メリンダ・デズモンドの心には、尋常ならざる歪みが生じている事がわかっていますが…(スパイファミリー11巻 MISSION:75)
もしもメリンダが、退役軍人や遺族への支援を戦時中の首相デズモンドの夫人である自分の責務と考えるような人物だとしたら…
彼女の夫であるデズモンドが、東西の平和を脅かす危険人物であり、今も東国を戦争へ導きつつあるからこそ彼女の心に尋常ならざる歪みが生じてしまったのではないかとも考えられますね!
ですから… ドノバン・デズモンドは、ロイド=〈黄昏〉たちWISEが、そう見做しているとおりにやはり東西の平和を脅かす危険人物なのかもしれません!?
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※この記事は集英社ジャンプコミックス・遠藤達哉著「SPY×FAMILY」1~12巻、「SPY×FAMILY公式ファンブック EYES ONLY」、「少年ジャンプ+」などを資料にしています。
本文中( )内にスパイファミリー○巻 MISSION:○とある場合は「SPY×FAMILY」該当巻・該当話を参照したことを意味します。
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