スパイファミリー考察 鋼鉄の淑女=シルヴィア・シャーウッドについての推察
鋼鉄の淑女=シルヴィア・シャーウッドとは
鋼鉄の淑女(フルメタルレディ)ことシルヴィア・シャーウッドは西国(ウェスタリス)情報局対東課の管理官(ハンドラー)であり、東国(オスタニア)内でのWISE(ワイズ)のトップです。
表向きは、東国の西国大使館に勤務する外交官ということになっていますが、普段から東国に監視され続けています。
管理官としてのシルヴィア・シャーウッドの主な役割は、東国の不穏な動きを察知し、事前に防ぐためにWISEの諜報員たちに指示を出すことのようです。(SPY×FAMILY公式ファンブック EYES ONLY 70ページ)
鋼鉄の淑女=シルヴィア・シャーウッドの過去
シルヴィア・シャーウッドは爆破テロを行おうとしていた者達に対し
「おまえら 人を殺したことはあるか?」
「誰かに殺されたことは?」
「砲撃で手足がちぎれたことは?」
「骨が砕かれる音を聞いたことは? 爛れる肉の臭いを嗅いだことは?」
「目の前で親兄弟が崩れた家に潰されていくのを見たことは?」
「恋人の肉片が壁にへばりついているのを見たことは?」
「飢えに飢えて木の皮にまでかじりついたことは? 人間(ヒト)の肉を鍋で似たことは?」
「敵の人間性を否定し殺し続け それでもしかし復員後に心を病み 後悔と恥辱に涙しゲロを吐き 自ら命を絶った者が身近にいたことは?」
と言っていました。(スパイファミリー4巻 MISSION:20)
この言葉からはシルヴィア・シャーウッドが過去にいかに東西の戦争のために過酷な体験をしてきたのかということがわかりますね!
また、後にボンドと名付けられるプロジェクト・アップルの実験体だった犬が、アーニャが
「このいぬさん かってくれなきゃ アーニャぐれてがっこうやめる」
と言い始めたためにフォージャー家に迎えられることが決まった直後にシルヴィア・シャーウッドとロイド=黄昏が
シルヴィア:「いい子じゃないか」
黄昏:「人の苦労も知らんで…」
シルヴィア:「いや わかるよ 私にもあれくらいの娘がいた」
と言っていたことがありましたから…(スパイファミリー4巻 MISSION:22)
シルヴィア・シャーウッドには、戦争のために娘を失ったという辛い過去もどうやらあるようですね。
鋼鉄の淑女シルヴィア・シャーウッドについて推察できる事
鋼鉄の淑女シルヴィア・シャーウッドは凄惨な過去があるからこそ優しい
ボンドと名付けられることになるプロジェクト・アップルの実験体だった犬がフォージャー家に迎えられるようになった後、アーニャに
「ほかにもいぬさんいっぱいいたけど けいさつやさんでいじわるされちゃう…?」
と問われるとシルヴィア・シャーウッドは
「安心しろ お嬢ちゃん 犬たちは丁重に扱う フカフカの寝床も温かいご飯もちゃんと用意する」
「この犬たちは恐らく辛い目に遭って生きてきた だから お嬢ちゃんもちゃんとこの子に優しくしてしっかり面倒みるんだぞ? 約束だ」
と言っていました。(スパイファミリー4巻 MISSION:22)
この言葉からはシルヴィア・シャーウッドの辛い目に遭って生きてきた者への限りないやさしさが感じられますが…
シルヴィア・シャーウッドは、自分自身が辛い体験を乗り越えて生きてきたからこそ辛い目に遭って生きてきた者に対して限りなくやさしいのではないでしょうかね?
シルヴィア・シャーウッドは凄惨な過去があるからこそ鋼鉄の淑女と呼ばれるほど厳しい!?
シルヴィア・シャーウッドが鋼鉄の淑女(フルメタルレディ)という異名を持つのは、管理官(ハンドラー)として部下である諜報員たちに非常に厳しく接しているからでしょうが…
戦争のために凄惨な体験をしてきたシルヴィア・シャーウッドは、誰よりも強く戦争のない平和な世界を願っていて…
だからこそ、その願いを実現するために厳しく任務に当たっているのではないでしょうかね?
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※この記事は集英社ジャンプコミックス・遠藤達哉著「SPY×FAMILY」1~10巻、「SPY×FAMILY公式ファンブック EYES ONLY」、「少年ジャンプ+」などを資料にしています。
本文中( )内にスパイファミリー○巻 MISSION:○とある場合は「SPY×FAMILY」該当巻・該当話を参照したことを意味します。