スパイファミリー85話感想＆考察ＰＡＲＴ1 夜帷が銃を捨てるが…
ユーリには自分が絶命していなかった理由がわからない
黄昏と戦って気絶させられていたユーリのところに秘密警察の仲間が駆け付け、ユーリが意識を取り戻しましたね！
そして、ユーリは、自分がなぜ黄昏によって命を奪われなかったのかを考えていましたが…
結局、自分が命を奪われなかった理由がユーリにはわかりませんでしたね！
ユーリが
「死んだと思われたのか あるいは殺すまでもないと思われたか…？ でなければ… でなければ…」
と考えていた時は、ユーリが、黄昏にとって実は自分は命を奪うと都合が悪い人間であり…
黄昏が、実は自分の身近なところにいる人間なのではないかと思い至るのかと思いました！
ですが、ユーリは、そう思い至るほど賢くはなく、結局、自分がなぜ黄昏に命を奪われなかったのかがわからないままで終っていましたね！
夜帷は黄昏の命を守るために銃を捨てたが…
下水道の中でウィンストン・ウィーラーと遭遇した夜帷は、気絶している黄昏の命を盾にとったウィーラーに
「邪魔すんなって お嬢さん」
「ダメ元でもう一回頼んでみるけど こいつを殺されたくなかったら 銃を捨ててもらえるかい？」
と言われて銃を捨ててしまいましたね！
夜帷が黄昏を見殺しになどできるはずがありませんから、銃を捨てたのは、彼女にとって当然の決断だったでしょうが…
斬新な銃の捨て方に夜帷の苦悩が現れていました！
スパイファミリー85話感想＆考察ＰＡＲＴ２ キレた夜帷がウィーラーを圧倒！
お互いに「だから自分は強い」と言い合うウィーラーと夜帷
ウィーラーは、夜帷に
「オレは何者も信用したりしない 誰にも何も預けない だから常に世界を俯瞰して見ていられる」
「だからオレは強い おまえやこいつではオレに勝てない」
と言いながら黄昏の体を踏みつけていましたが…
黄昏の体を踏みつけられた事でスイッチが入ったらしい夜帷の猛攻に遭ってしまいました！
そして、夜帷は、「だからオレは強い」と言っていたウィーラーのことを「弱い人」と言い、さらに続けて
「死ぬのが怖くて 裏切られるのが怖くて 誰も信じることができないのね」
「信頼できる相手か一心に見つめ続けて突き詰めることもなく思考を放棄して 世界の外側から遊び半分でちょっかいを出すだけのつまらない男」
と言っていました。
そして、ウィーラーを「弱い人」と断じた夜帷は、今度は自分のことを
「私は恐れない 私は信じてる 私はその人のことを考えて考えて考えて考えて考えて考えて」
「だから私は強い」
と言って最後に
「アナタでは私に勝てない」
と言っていました！
ウィーラーのロジックと夜帷のロジックが、正面からモロに激突するかたちとなっていますね！
脳の安全装置が壊れたために強くなった夜帷だが…
黄昏をも気絶させていたウィーラーをも圧倒するほどの強さを夜帷が発揮できたのは、脳の安全装置＝リミッターが、壊れたためでした。
自分の筋肉や骨に深刻なダメージを与えないようにするために本来備わっている力の全ては発揮できないように人間は、脳によって発揮する力を抑制されていますが…
黄昏を気絶させられ、その体を踏みつけられた事によって夜帷の脳の安全装置は壊れてしまったようです。
ウィーラーを圧倒できるほどの力を夜帷が発揮できたのは、そのためですから… 当然のことながら、本来発揮できないほどの力を発揮した代償に彼女の体は大きなダメージを受けていて…
ウィーラーに対し、最後の一撃を繰り出す前に夜帷の両手片足は既に壊れてしまっていました！
ですが、そこから繰り出した最後の一撃で、夜帷は、ウィーラーを完全にＫＯしたんでしょうね！
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※この記事は集英社ジャンプコミックス・遠藤達哉著「SPY×FAMILY」１～11巻、「SPY×FAMILY公式ファンブック EYES ONLY」、「少年ジャンプ＋」などを資料にしています。
本文中（ ）内にスパイファミリー○巻 MISSION：○とある場合は「SPY×FAMILY」該当巻・該当話を参照したことを意味します。
