幽☆遊☆白書考察 仙水忍が身も心も病気になったのはなぜ?
身(肉体)も心(精神)も病んでいた仙水忍
「幽☆遊☆白書」魔界の扉編のラスボスだった仙水忍は、唐突・突然に実は病に冒されていて、体内が悪性の病巣でボロボロになっていたことが明かされ…
そのまま「幽☆遊☆白書」の世界からフェードアウトしてしまいました。(幽☆遊☆白書17巻 恐るべき覚醒の巻~仙水の遺言の巻)
また、仙水忍は、肉体だけではなく精神の方も病んでいました。
彼は七つの人格を持ついわゆる多重人格でしたが…
多重人格は、解離性同一性障害という精神の障害ですからね。
仙水忍が多重人格になったのは人間の醜悪さを知ってしまったため!?
「幽☆遊☆白書」作品中では仙水忍が、いつから多重人格になったのかは明かされていませんでしたが…
仙水忍を霊界探偵にしたコエンマが、彼が多重人格であることを知らなかったようですから、彼が多重人格となったのは、おそらく霊界探偵を辞めた後でしょう。
人間の醜悪な面を目の当たりにしてしまい、その後、人間の悪なる面を記録した霊界の資料=「黒の章」に異常な興味を示すようになった仙水忍は…(幽☆遊☆白書14巻 血塗られた過去)
それまで守るべき者と思っていた人間が、実は醜悪な面・残酷な面を持った生き物であると知ったことにより大きなショックを受け…
そのストレスが彼を多重人格にさせていったのではないかと考えられます。
多重人格=解離性同一性障害を生む要因は、多大なストレスであるとされていますから、おそらく間違いないでしょう。
仙水忍の肉体を蝕んだのも人間の醜悪さを知ってのストレス
多大なストレスが仙水忍の肉体も蝕んだ!?
仙水忍が精神を病み、多重人格=解離性同一性障害となった要因が、人間の醜悪さを知ってしまったことによる多大なストレスだったことは、ほぼ確実でしょうが…
仙水忍の肉体が若くして病に蝕まれてしまった要因もまた人間の醜悪さを知ってしまったための多大なストレスだったのではないでしょうか?
精神的なストレスがかかると体内の活性酸素が増大し、発がんを促進するとされていますし…
多大な精神的ストレスは、身体の免疫力を弱めてしまうともされています。
ですから… それまで「人間=守るべき存在 妖怪=存在そのものが悪」と思い込んでいた仙水忍が…
人間が欲望のままに妖怪の命を弄んでいるところを目の当たりにしてしまい、「人間=滅ぼすべき悪」と思い込むようになる(幽☆遊☆白書14巻 血塗られた過去)過程で受けたストレスが…
彼の肉体を蝕んでいったことは、十分に考えられると思います。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「幽☆遊☆白書」1~19巻を資料にしています。
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