鬼滅の刃考察 刀鍛冶の里が襲われた時に炭治郎達がいたのは偶然だった件
刀鍛冶の里が半天狗、玉壺に襲われた
上弦の陸=妓夫太郎と堕姫を倒された後、鬼舞辻無惨が、上弦の鬼たちを集めて、彼らが産屋敷一族を葬れずにいること、青い彼岸花を見つけられないことに不満をしめし
「なぜ何百年も見つけられぬ 私は-… 貴様らの存在理由がわからなくなってきた」
と言うと、玉壺は
「無惨様!! 私は違います!」
「貴方様の望みに一歩近づくための情報を私は掴みました ほんの今しがた……」
と言っていました。
しかし、玉壺は、百十三年ぶりに上弦の鬼が倒され、不機嫌になっていた鬼舞辻無惨に
「まだ確定していない情報を嬉々として伝えようとするな」
と言われてしまい、その後で
「情報が確定したら半天狗と共に其処へ向かえ」
と命令されていました。(鬼滅の刃12巻 第98話)
その結果、刀鍛冶の里は、半天狗と玉壺という上弦の鬼二人に襲撃されることになりました!
刀鍛冶の里に炭治郎たちがいたのは偶然だった!
半天狗と玉壺に襲撃された時に刀鍛冶の里には、鬼殺隊の隊士たちが、柱二人を含め四人いましたね!
霞柱・時透無一郎、恋柱・甘露寺蜜璃、不死川玄弥、そして、竈門炭治郎です。
ですが、炭治郎たち四人は、刀鍛冶の里が襲撃されることを察知して、鬼から刀鍛冶たちを守るために刀鍛冶の里に来ていたわけではなく…
半天狗、玉壺に刀鍛冶の里が襲撃された時に彼らが、刀鍛冶の里にいたのは、全くの偶然でした!
炭治郎たちが偶然来ていたために刀鍛冶の里には大きな被害がでずにすみましたが…
もしも炭治郎たちが偶然居合わせることがなかったら、半天狗と玉壺によって刀鍛冶の里は壊滅的なダメージを受けていたはずですよね?
刀鍛冶の里が襲われた時、炭治郎たちが偶然いたからよかったが…
刀鍛冶の里の場所は鬼に襲撃されるのを防ぐために隠されている
刀鍛冶の里の場所は、隠されています。それは、鬼に襲撃されるのを防ぐためです。
産屋敷輝哉の許可が出て、刀鍛冶の里に行くことになった者は、目隠しと耳栓をした上で案内役の隠(かくし)に背負われて移動をすることになります。
そして、一定の距離を移動すると隠は、次の隠に交代し、その隠もまた一定の距離を移動すると次の隠に交代しということが何度も繰り返されます。
道順も隠も頻繁に変更され、隠を次の隠のところまで案内する鴉も頻繁に入れ替わり…
そうして、刀鍛冶の里は隠され、ずっとその場所を鬼舞辻無惨や鬼たちに知られることなくきたわけです。(鬼滅の刃12巻 第100話)
刀鍛冶の里を隠すことには力が入れられていたが…
産屋敷一族が、刀鍛冶の里を隠すことに力を入れてきて、だからこそ玉壺に見つかるまでは、鬼たちから刀鍛冶の里を隠すことができていたのでしょう。
ですが… どうやら刀鍛冶の里を隠すことには非常に力を入れていた一方で…
刀鍛冶の里が見つかってしまい、鬼に襲撃を受けてしまった時のことは、全く想定されておらず…
鬼に対抗できる戦力を刀鍛冶の里に置こうとは全くしていなかったようですね!
無限列車、遊郭での上弦との戦いは偶然ではなかったが…
無限列車や遊郭で柱や炭治郎たちと上弦の鬼が戦うようになったのは偶然ではありませんでした。
短期間のうちに四十人以上の人が汽車の中で行方不明になり、送り込まれた数名の隊士も行方不明になってしまったので、炎柱・煉獄杏寿郎が、その汽車に乗り込むことになり…(鬼滅の刃7巻 第54話)
その結果、上弦の参・猗窩座、下弦の壱・魘夢と煉獄、炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子が戦うようになったわけですし…
音柱・宇髄天元は、吉原の遊郭に鬼が潜んでいることを察知し、探りを入れていて…(鬼滅の刃9巻 第71話)
それが、上弦の陸・妓夫太郎、堕姫と宇髄、炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子の戦いにつながっていったわけですからね。
ですが、刀鍛冶の里で上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺と時透、甘露寺、炭治郎、玄弥が戦うようになったのは…
半天狗と玉壺が刀鍛冶の里を襲撃した時、たまたまそこに時透、甘露寺、炭治郎、玄弥が居合わせたからであって…
刀鍛冶の里が、上弦の鬼二人に襲撃されながら壊滅的なダメージを受けずにすんだのは、信じられないような幸運に恵まれたためと言っていいでしょう!
刀鍛冶の里に鬼と戦える戦力が置かれていなかったのは…
刀鍛冶の里には、万一、鬼に襲撃された場合に備え、柱レベルの隊士を常駐させておくべきだったのではないかと思いますが…
産屋敷がそれをしなかったのは、刀鍛冶の里が鬼に見つかることはないというという絶対の自信を持っていたからなのでしょうか?
それとも… 刀鍛冶の里の護衛のために柱レベルの者を常駐させられるような余裕が、鬼殺隊にはなかったということなのでしょうかね?
【鬼滅の刃考察の他の記事】
鬼舞辻無惨も童磨も半天狗も玉壺も自己中だった件|鬼滅の刃考察
時透無一郎「柱の時間」「刀鍛冶は戦えない」正しい?|鬼滅の刃考察
※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。