迷宮城があった場所は純粋な魔界ではなかったのか? 幽☆遊☆白書考察
「あの先を迷宮城があった場所と一緒にしない方がいいぜ」と言っていた飛影
仙水忍が魔界の扉=境界トンネルを開こうとしていた時、開きかけているトンネルの近くまでやって来た飛影が
「あの先を迷宮城があった場所と一緒にしない方がいいぜ」
「純粋な魔界の瘴気は普通の人間は吸っただけであの世行きだ」
と言っていたことがありました。(幽☆遊☆白書15巻 瀬戸際の対峙!!の巻)
迷宮城とは
迷宮城とは朱雀たち四聖獣のアジトですが…
ぼたんが幽助に
「実は霊界は“四聖獣”が魔界から勝手に出れないように人間界との境に結界をはって魔界に閉じ込めているんだ」
と言っていたことがあります。(幽☆遊☆白書4巻 妖魔街からの挑戦状!!の巻)
霊界が、魔界から四聖獣が出られないようにするために結界を張っているというのですから…
四聖獣のアジト=迷宮城は、当然のことながら魔界にあるものだとばかり思っていました。
迷宮城があるのは純粋な魔界ではない!?
ですが… 飛影が「あの先を迷宮城があった場所と一緒にしない方がいいぜ」と言っていたわけですから…
迷宮城がある場所は、純粋な魔界ではなかったということになりますよね!?
また、飛影は「純粋な魔界の瘴気は普通の人間は吸っただけであの世行きだ」とも言っていたわけですが…
ぼたんは、幽助と桑原を迷宮城へ行かせた時にそんなことは何も言ってはいなかったようです。
ですから… 迷宮城があった場所が純粋な魔界ではなかったことは、おそらく間違いないと思われますが…
純粋な魔界ではないのに魔界と呼ばれているどこかに迷宮城はあったということになるわけでしょうかね?
迷宮城は純粋な魔界ではないどこにあったのか?
魔界は果てしなく深く広い
コエンマが魔界について
「魔界は果てしなく深く広い 霊界が管理しいるのは魔界のごく一部にすぎんのだ」
「我々が管理できているのは地下一階の半分だけなのだ」
「魔界は とてつもなく広くて深い地下のビルだと考えてもらえばいい」
と言っていたことがあります。(幽☆遊☆白書13巻 遺志を継ぐ奴等(もの)!!の巻)
飛影が言っていた「純粋な魔界」とは、霊界が管理できている魔界のごく一部よりも魔界のもっと奥まったところのことであり…
迷宮城があったのは、その飛影言うところの「純粋な魔界」に比べるとずっと浅いところだったということなのではないでしょうかね!?
四聖獣を魔界から出られなくしていた結界
またコエンマは
「魔界と人間界の境の空間は強力な結界で封じてはいるが… それはA級とS級の妖怪を外に出さないためなのだ」
「巨大な結界はB級以下の妖力の弱い妖怪を全て素通りさせてしまう…… それでもA級とS級妖怪だけは一匹たりとも人間界に侵入させてはならんのだ!!」
とも言っていましたが…(幽☆遊☆白書13巻 遺志を継ぐ奴等(もの)!!の巻)
迷宮城をアジトにしていた四聖獣=朱雀、青龍、白虎、玄武は、おそらくC級以下の妖怪ばかりだったはずです。
ですから、霊界がS級・A級の妖怪たちを人間界に行かさないために張っていた結界では、朱雀たち四聖獣を魔界に閉じ込めておくことはできなかったはずです。
おそらく霊界では、S級・A級の妖怪たちを人間界に行かさないために魔界と人間界の境の空間に張っていた結界とは別に…
四聖獣たちを人間界に行かさないようにするための結界を迷宮城のある妖魔街と人間界との間にも張っていたということなのだろうと思います。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・冨樫義博著「幽☆遊☆白書」1~19巻を資料にしています。
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