鬼滅の刃考察 幸福度が極めて低かった鬼舞辻無惨
鬼舞辻無惨は千年も不満を持ち続けていた
鬼舞辻無惨は、限りなく不老不死に近い強大な力を得て千年以上もの時を生きてきましたが…
その長い一生は不満に満ちたものであり、幸福度は極めて低かったのではないかと思われます。
日光にあたれば自分が滅してしまうことがわかっていた鬼舞辻無惨は、昼間の内の行動が制限されることを屈辱に感じ、怒りを募らせていました。
そして、鬼舞辻無惨は、太陽の光を克服し、完全な不死身になるために「青い彼岸花」と「太陽を克服できる体質の者」の二つを探すことを最優先して生きてきたわけですが…(鬼滅の刃15巻 第127話)
その二つが見つからないことにずっと不満を持ち続け、精神的に満たされない日々をずっと送り続けていたに違いありません。
鬼舞辻無惨が超ブラック上司となったのもストレスのせい!?
鬼舞辻無惨が、超ブラック上司ぶりを発揮し、下弦の鬼達の命を奪ってしまいましたが…(鬼滅の刃6巻 第51話~第52話)
あのような理不尽な振る舞いを鬼舞辻無惨が見せたのも願いが満たされない日々を送り続けることでストレスが蓄積し続けてきたためだったのではないでしょうかね!?
鬼舞辻無惨は気持ちの持ち方次第で幸福度が高くなったはず
実は鬼舞辻無惨は太陽を克服する必要などなかった!?
太陽を克服することに千年以上もの間、ずっとこだわり続け、そのために精神的に満たされぬ日々を送っていた鬼舞辻無惨ですが…
実は太陽を克服する必要などなかったのではないでしょうか?
もちろん太陽を克服できない限り、日中の行動が制限されることは間違いありませんが…
それでも鬼舞辻無惨は千年以上も生き続けてきました。
ですから、いつになったら達成できるかわからない太陽を克服することにこだわるのではなく…
いかに太陽の光がない世界を自分にとって居心地の良いものにするかにこだわった方が、鬼舞辻無惨は、幸福度の高い時間を過ごせたはずだと思うのです。
鬼舞辻無惨は太陽を克服したら幸福になっていたのか?
では… もしも太陽を克服することができていたら、鬼舞辻無惨は、精神的に満たされ、不満がなくなり、幸福になっていたのでしょうか?
一時的には、そうなったかもしれません。
ですが… 二十歳まで生きられないと言われていた状態から限りなく不老不死に近い状態となっても、ずっと満たされぬ日々を送り続けてきた鬼舞辻無惨は…
太陽を克服し、一時的に満足しても、また何かに不満を抱くようになり、結局、また幸福度の低い日々を生きるようになっていたのではないでしょうかね!?
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。