猗窩座が女を喰っていたら童磨より強くなれたのか? 鬼滅の刃考察
猗窩座は絶対女を喰わなかったと童磨が語っていた
猗窩座が無限城を舞台にした最終決戦で炭治郎と冨岡義勇に倒され、滅された時にそのことを感じとった童磨は
「女の子といえば… そうそう 猗窩座殿が負けたのも仕方ないよね」
「猗窩座殿って絶対女を喰わなかったからさあ!」
「俺言ったんだよ! 女は腹の中で赤ん坊を育てられるぐらい栄養分を持ってるんだから 女をたくさん食べた方が早く強くなれるって」
「だけど猗窩座殿って女を喰わない上に殺さないんだよ! それを結局あの方も許してたし ずるいよねえ」
「猗窩座殿は生かされてた 特別扱いだよ」
と栗花落カナヲに語っていました。(鬼滅の刃18巻 第157話)
童磨が語っていた事は本当?
さらにその後、童磨が
「でも… 死んでしまうなんて…」
「悲しい 一番の友人だったのに……」
と言いながら涙を流していると栗花落カナヲは
「もういいから」
「もう嘘ばっかり吐(つ)かなくていいから」
「貴方の口から出る言葉は全部でまかせだってわかってる」
「悲しくなんてないんでしょ? 少しも」
「貴方の顔色全然変わってない “一番の友人”が死んだのに顔から血の気が引いてないし 逆に怒りで頬が紅潮するわけでもない」
と言われてしまっていました。(鬼滅の刃18巻 第157話)
この栗花落カナヲの指摘は正しく童磨が嘘つきで本当は猗窩座が敗れ、滅されたことを悲しんでなどいなかった事は間違いありません。
ですが、童磨がこの時に言っていた事の全てが嘘というわけではなく、童磨が女をたくさん喰えば早く強くなれると思っていた事は本当でしょうし…
猗窩座が女を喰おうとせず、女を殺しもしなかったのも事実なのでしょう。
では… もしも猗窩座が女を喰っていたとしたら、童磨が言っていたように猗窩座はもっと強くなることができたのでしょうか?
そして、女をたくさん喰っていたら猗窩座は童磨に勝つこともできたのでしょうか?
考えていってみたいと思います。
猗窩座は女を喰っていたら本当に強くなれた? 童磨にも勝てた?
ひたすら鍛錬ばかりをしてきた猗窩座
「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」の150ページで猗窩座について
「無惨からの命令がない時には、ひたすら鍛錬ばかりしていた模様。」
と明かされています。
猗窩座はずっと強さを追い求め続けていましたが… 強くなるための手段として猗窩座は、ひたすら鍛錬をするという方法を選んでいて…
女に限らず人をたくさん喰うことによって強くなるという事は全く考えていなかったのではないでしょうかね?
では、もしも猗窩座が女を喰っていたら?
猗窩座は、ひたすら鍛錬するというストイックな方法でより強くなろうとし続けてきたわけですが…
では、そんな猗窩座がもしも女をたくさん喰っていたとしたら、もっと強くなることができていたのでしょうか?
鬼は人をたくさん喰えば喰うほど強くなるとされていますから、普通に考えれば、猗窩座がもしも女をたくさん喰っていたとしたら、もっと強くなっていたはずだという事になりますよね。
ですが… もしも実際に猗窩座が女をたくさん喰っていたとしても、彼がより強くなることはなかったのではないでしょうか?
なぜならば、猗窩座があそこまで強くなれたのは、ひたすら鍛錬をする事によって強さを追い求めた彼のストイックさがあってこそだったはずですから…
そんな猗窩座が急に別の方法で強さを求めるようになり女をたくさん喰ったとしても、それでより強さの高みに到達できたとは思えないからです。
女をたくさん喰えば強くなるというのが童磨の思い込みである可能性も!?
また、童磨は「女は腹の中で赤ん坊を育てられるぐらい栄養分を持ってるんだから 女をたくさん食べた方が早く強くなれるって」と確かに言っていましたが…
それが真実であったとは必ずしも限らないかもしれません。
女を喰うのが好きで、上弦の弐まで昇りつめる強者でもあった童磨は、自分が強くなれたのは女をたくさん喰ったからだと思っていたのでしょうが…
それは単なる思い込みであって、男を喰った場合も女を喰った場合も強くなるために得られる効果に実際には大きな違いなどなかったという可能性もありそうな気がします。
猗窩座は女を喰っても童磨より強くはなれなかった!?
ここまで書かせていただいてきた事を総括し、結論を出しますと…
猗窩座がもしも女をたくさん喰ったとしても、それで強くなり、童磨以上の強さを手に入れる事は、おそらくできなかっただろうという事になります。
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※この記事は集英社刊ジャンプコミックス・吾峠呼世晴著「鬼滅の刃」1~23巻、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録」、「鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐」などを資料にしています。
本文中( )内に鬼滅の刃○巻 第○話とある場合は該当巻・該当話を参照したことを意味します。